テクノ史において超重要な作品でありながら、顧みられることも少ない作品で、 まさに時代のあだ花的に語られることも多いですが、 個人的にはやっぱり未だに衝撃を持ち続ける作品ではあります。 精緻なリズムを刻みながらTB−303のうねるベースラインが恐ろしいグルーヴを作り上げる。 当時の電気グルーヴが衝撃を受け(憶測ですがこの作品後に発表された「ヴィタミン」を聞けば一目瞭然)、 日本でもTB−303の中古相場が大高騰したという伝説?を作った作品です。 今回は国内盤だけの再発ということで、たぶん期間限定的な感じもするし、手に入るうちに手に入れた方が良い気もします。
彼らの14年ぶり(!)のベストアルバムです。
以前のベストアルバムも2枚組でしたが、当時は精力的にアナログをリリースをしており、
そんなハイペースでのリリースの総まとめ的なヒット曲集みたいな内容でした。
(2枚組のうち1枚はまさにリミックスワークをまとめた音源集のような内容でしたし)
しかし今作はそんな彼らの活動20年のベストです。
「fish'n chip」や「confuss」みたいなハードコアでアゲアゲの曲はあんまり選曲されていません。
前ベストよりもより深く、渋い選曲になっているようです。
あ、おなじみの「アクぺリエンス」は収録しています!
通して聴くと、最近の曲は303の使い方もよりミニマルに、よりシカゴ・スタイルに推し進められ、
深みが増してよりかっこ良くなっていると思います。ファンキーです。
まあ、一聴するだけだと同じ303アシッドなんですけどね笑
そんな最近の曲も、過去のトランシーな曲も収録しておりアルバムとしてもいいバランスの選曲。
20周年の企画盤にしては、なかなかいい内容のアルバムになっていますよ!
ちなみによりアッパーでハードコアな彼らを求めるようなら、前ベスト盤を入手されるのをおすすめします。
※しかしMP3ダウンロード盤の値段が高すぎ。1曲200円てのはわかるんですが・・・断然CD盤がおすすめ
Into The Nature Blue Monday (Hardfloor Remix) が◎。
リマスター待望
聴いているうちに、音楽性が5つの傾向に分かれていることに気付いた。それは、
'''@一般的なテクノ
'''Aミニマル系
'''Bサンプリングを駆使した音響系
'''Cハード系
'''D歌物
私が特に気に入ってよく聴いているのはほとんど'@と'Aに多い。
おすすめはディスク1で1,3,4(幻想的),8、10(シンセベースが心地よい)
ディスク2で3,5,7,9です。
銀色の潜水艦に乗った二人の男が機内で909やら303をいじくり回す。悪い訳がない!
レビュー無いから人気ないのかなぁ? みんな聞け!
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