「3年寿命が縮んだよ」 人食いと言われたエディメルクスがアワーレコード達成時に残したセリフだそうだ。 それほどまでに厳しく、また難しいのが自転車で1時間走り続けるということなのだろう。
正直言ってストーリーは単純。予想通りに進んでいく。
だがこの映画で素敵なところは予想外のできごとや、壮大なグラフィックではなく主人公の生き方。 ライバルが5,000万ポンドするハイテク自転車で武装する中、周囲にあるもの全てを巻き込んで記録を破るために生きていく。 お金で解決するのではなく自分で創意工夫する中で記録に挑戦する姿には、自分が今自転車と向き合っていることもあり何か心を うつものがあった。主人公は幼年時代いじめられていたり、心に病気を抱えているのだがアワーレコードを達成する課程でその弱さは 全く見えない、意地のある強い人間だった。記録達成時にしか弱さを見せなかったのもぐっと来るポイントだ。
強烈に何かを感じられた訳ではないのだが、見た後のじわ〜っとくる感覚は幸せだった。
あまりおもしろくない話で、スケールが小さい感じだったが、後半になると唸るようなプロットが展開されていく。しかし、残念なのはシーズン2までしかないこと。そのシーズン2もDVD化されるかどうか。あまりおもしろくないのが、やたらとDVD化されているが、イーライが足踏み状態なのは納得いかない。正義感にめざめた強欲な辣腕弁護士がビジョンに導かれていく姿は相当におもしろいのだが。
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タイトルは第一話で印象に残った台詞です。 信じるものがない現代に信じるものがあると元気づけられる言葉です。
弁護士イーライの信奉しているものは「アルマーニにポルシェに野心」。 彼は「強きをくじき、弱きを助ける」、「法と真実と正義の見方」という理想とは程遠い「金儲け」が目的の「生臭さ弁護士」。 しかも、美人の婚約者を持ち、豪邸に住み、高級車を乗り回す。所属する法律事務所は大手企業を顧客に持ち、強いものの為に活動することで富を得てきました。
第一話は小児ワクチンについての「薬害事件」で、ワクチンが原因で自閉症になった子供を救済する物語です。 訴えを起こされたのは、法律事務所の顧客の大企業。 依頼者はイーライの若き日の恋人だが、最初はそれと気づかない。 さらに犠牲になった子供は自分の隠し子・・・・ 彼は顧客と依頼者の板ばさみになりながらも依頼を引き受ける。
引き受けた事件の内容だけでも充分にショッキングなのに成功者の筈の彼に不幸(?)がおきることで、彼の境遇は一変します。
それは脳の深層部にできた動脈瘤。それが幻聴と幻覚の原因で、手術ができないことを知った婚約者は彼から遠ざかり、彼は絶望に打ちのめされます。
ドクター・チェンは、彼に幻覚や幻聴は「神」からの予言だといいますが、「神を信じていない自分が預言者になれる訳がない」とイーライはいいます。 しかしチェンから「善悪とか正義、公正さを信じているなら、それが神だ」と言われ、イーライは覚醒します。それからは、まるで別人のように法廷闘争をくりひろげます・・・・・。 生臭い悪徳弁護士が良心に目覚めて覚醒するというストーリーで、扱っているテーマは重いものです。しかしドラマの登場人物は悪役も含めて、どこかさわやかで、笑いやユーモアに溢れています。
少女マンガのようにハッピーエンドだからかもしれませんが、見終わったあとは清んだ空気のようなすがすがしさを感じることができます。
総じて中毒性が極めて高く、続きを見たくなります。1回しかみないとストーリーのあちこちに組み込まれたカラクリがよくわからないかもしれませんが・・・・
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