20世紀を代表する建築家による若かりし頃の旅の記録。ドナウ河にそってバルカン半島を下り、トルコ、ギリシア、南イタリアにたどり着く。 本人が「文章を書く教育を受けていないので」と告白しているように、あるいは基本的には手紙や日記を再構成しているので、全体の構成として断片的な印象は受けるが、その分、見たまま/感じたままのことがストレートに伝わる。 20世紀を代表する建築家の視線の原点を知ることができるだけでなく、第1次世界大戦前のバルカン半島を、建築家の視線から記録した本はほとんどないので、その意味でも貴重。 この地域の建築物に関してはほとんどこき下ろしているけれども、彼らの無駄のない暮らしに関しては絶賛している。 建築が、人々の生活や文化をも含んだ総合芸術であるのならば、建築家によるこういう本こそ、現在デザインに携わっている人に読んでほしい。絶版のままなのは、悲しい。
アニメはしらなったのですが 面影ラッキーホールがタイアップ!!??? ということでまず驚いたのですが だからといって毒が抜ける訳ではなく、 これぞ面ラホという踊っちゃう曲。 かけかけかけかけかけて…
生死をかけて、最高です。
パンクバンド「ミドリ」のボーカル後藤まりこが、今のありのままの自分を表現した愛くるしい一枚。「ミドリ」のコアなファンには刺激が足りないようだが音楽的には格段に進歩しており、先入観を持たずに聴けば彼女のシンガーソングライターとしての懐の深さを堪能できるはずだ。古い例だが、キャロル解散後の矢沢永吉も、ソロ活動当初はキャロルファンの批判にさらされたことを思い出す。バンドのクオリティーも高く、彼女の歌声との化学反応は素晴らしい。こちらの通常盤はDVDと紙ジャケはなし。歌詞カードの写真が初回盤と少し異なり、歌詞が読みやすく配列されている。
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