イラストレーターの顔ぶれからしてもう分かりやすい。これはファンロード読者(ローディスト)のためのイラスト集です。
出版社がグライドメディアに変わってタイトルも「投稿道F」に変わって、復活を来するも三号でまた休刊の憂き目にあったファンロード(FR)。再度の復活を待ち望んでいる方々はチェックしておくべきでしょう。あと、昔FR読者だった、という方々も。
ローディスト作家たちによるオリジナルイラスト集、ってのは昔ラポート時代に出ていた「コミック・イラストロジー」を思い出させますね。
少しリアリティ感じたかな。主人公のひきこもる心理が。
現状のままでいいとか何を欲してるのかわからないとか。
カウンセラーは、あんなに自己主張強いものなんだろうか???
もっと相手から引き出す的なものだと思うけど。。。
最後のシーンは、どっちが飛び降りたのか…どちらとも採れる気がする。
この作品は、日本では1993年にNHKで放映されたものである。
久世光彦は「侏儒と軍服」(『昭和幻灯館』)で軍服の美学を語った。
そのなかで、小林薫は海軍の軍服がことのほかよく似合う、と書いている。
小林薫はこの作品で、海軍の軍人を演じており、第一種軍装を端正に着用した場面がある。
久世光彦の言うことは、たしかにそうだと思う。
うすよごれたUボート乗員との対比もあって、小林薫の軍服姿はたいへん美しい。
また、Uボートのなかで絶望的な状況においこまれるふたりの日本軍人の、日本的な所作も哀しく美しい。
この作品は、潜水艦映画としてはそれほどでもないと思う。
ただ、小林薫の場面みたさに、ときどきみかえしている。
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