feat.田島貴男のボーカルがマッチしていい仕上がりになっています。 もう冬ですが、是非聴いて下さい。
森敦は「月山」の他はいくつかの文壇史を読んでいた。
それだけの知識でこの本を読み進めたが、途中息苦しくなった。「指導はするが一作も
書かない」森は「未だ」自分自身で小説を書くことに納得がいかなかったのだ。
傍目には陽気な妻と後に養女となった作者が森と接する日常が凄まじく、これ自体が
作り物のように感じた。果たして小説家とはこのようなものか。こんなにも己に書くことに
厳しくなれるものなのか。読んでいる最中、常に自問自答していた。
これから「月山」をもう一度読んでみようと思う。
この巻に限らず、第2期の「とある魔術の禁書目録」は、第1期に比べて急いで製作された感じがするというか、製作陣の気合が足りないように思えます。
個人的に映像的に第1期は「綺麗だな」と感動すらしましたが、第2期は他のアニメと変わりない程度にしかなってません。
第1期はBlu-rayで揃えて大満足しましたが、第2期はDVDでも良かったかなという感じです。
ストーリーも性急過ぎて、もうちょっと丁寧に作って欲しかったです。 特にイタリア、刻限のロザリオのあたりはもう1話使って欲しかったくらいです。
『意味の変容』とは、見方視点によって意味の変わらないものは
微塵も面白くない、全く真実をを含んでいない、のである。
ということだと思ったけど、そんな浅い解釈ではダメなのでしょうか。
霊場で有名な出羽三山の一つ”月山”、そして作者の名前から想像される「敦」という名。また40年という星霜を経過のちに書かれたもの。
神韻縹渺、霊験あらたかな作品を思い描いたが、しかし実際の作品は、白樺派亜流の私小説であった。若者にみられる平板な軽さは無かったが、私が望むレベルの作品=芸術ではなかった。
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