いやー、懐かしくて思わず買ってしまいました。笑えるのは、60歳、70歳を越えた私の親が「見る見る」って持って帰ってしまったこと。この年代の大人達も見てたってことですね。たくろうとカネタさんの掛け合いも好きですが、たくろうと伊東四朗の「よいしょっと!」って掛け合いも好きですねー。
ただ、今見ると、由利とおるとかの下ネタ系は最近のテレビには出てこないもので、最近の子供には結構理解が出来ないものかと。飲み屋でフォークソング出てきたり、「ジャッ ジャッ ジャーン!」って音楽と共に清水健太郎がただ歩いているのも、今の子供には理解不能ですね(笑)。夜、大人だけで見るDVDですね。でも、6歳年下の妻は、「こんなの知らなかった」と。途中まで見て、「つまんない」と。うーん。当時見ていた人しか、良さが分からないかもしれない…。
これで「ムー一族」と合わせて「ムー」シリーズがDVDにてコンプリート出来ます。 このように過去のドラマなどのコンテンツがパッケージ化されるのは良いですね。著作権等の処理が困難なケースもあるようですが、ぜひこれからも積極的にリリースしていただきたいです。
70年放送の『時間ですよ』から81年の『茜さんのお弁当』まで、 TBSテレビ・水曜劇場の主題歌&挿入歌を時系列的に網羅した コンピレーション・アルバム。 天地真理、浅田美代子、堺正章、郷ひろみ、さだまさしらの往年の ヒット曲もずらりと並んでいるので、昭和歌謡史のベスト盤という赴きもある。 この水曜劇場のシリーズは、出演者自らが劇中で披露する歌が、 レコード発売されてヒットするというタイアップのはしりとも言え、 こうして集められた歌の数々を見ると、いかにテレビドラマから多くの ヒット曲が生まれたかを思い知らされる。 『ムー一族』でのレギュラーだった司美穂が歌った「しのび逢いのテーマ」 だけがオミットされたのが残念だが(当時発売されたシングル盤では こちらがA面扱いだったが劇中ではボーカル版が未使用だったため 実際に使われたインスト版のみを優先したのだろう)、それでも充分に 70年代へのタイムスリップが楽しめる、好企画のアルバムだ。
これで「ムー一族」と合わせて「ムー」シリーズがDVDにてコンプリート出来ます。 このように過去のドラマなどのコンテンツがパッケージ化されるのは良いですね。著作権等の処理が困難なケースもあるようですが、ぜひこれからも積極的にリリースしていただきたいです。
『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』『ムー』……大好きなテレビドラマだった。その演出家であり小説家であり、5年前に70歳で急逝した「テコ」ちゃんこと久世光彦氏。彼と生活をともにした朋子夫人が、久世氏との出会いから別れまでを記したエッセイ集。
文章の素晴らしさに目を見張る。向田邦子の才筆を受け継いだような健筆ぶりは、平凡社のPR誌『月刊百科』に連載中から高く評価されていた。その名文で、これまで語られることのなかった久世氏の子供時代の話、毎日の献立など、ごく日常的なことが、静かに愛おしく、めぐる季節とともに綴られている。
朋子夫人が東京・銀座で経営するバー<茉莉花>(ジャスミン)の名の由来も出てくる「誕生会」や「春の別れ」。スキャンダルに巻き込まれ、愛犬と過ごした辛い一日を回想した「ナータへ」。老いへの憂いを<終戦の日>に絡めて見事に表わした「歳の差は」。父親を見舞うための帰省をきっかけに久世との旅を懐かしむ「おむすび」など22編。
朋子夫人が紡ぐ久世氏との記憶は、どれも切なく優しく、読んでいて胸が熱くなる。22歳の年齢差、妻子ある人との密やかな恋、未婚のままの出産、そして妻へ……30年以上にわたり、ひとつ屋根の下に暮らした二人の時間を書くことで、出会いと別れを、ゆっくりとやり直しているようだ。
久世氏が自作の昭和ドラマと同じく、自分の家庭でも大切にしていた昭和の暮らし。それを実現してきた朋子夫人の想いと献身が、悲しくも温かい。かわいい「テコちゃん」のまんまの久世光彦が、ここにいる。
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