ルシファーズ・フレンドというバンドはスコーピオンズと並んでジャーマン・ハードロックを代表するバンド(若干プログレ寄り)として知られていますが、かなりアルバムごとに色々と方向性を変える人たちなんです。 で、このアルバムですが全曲総勢30人のホーン隊、オーケストラをフィーチャーしたファンキー且つソウルフルなブラス・ロックを展開する最高にカッコいいアルバム!曲数は5曲と少ないですが10分を超える緊張感溢れる大曲が2曲収録されていて聴き応え満点です。どの曲も緩急自在なアレンジが施されていて、切ないメロディを切々と歌い上げていたと思ったら怒涛のバンド・サウンドが飛び出してきたりして、とてもスリリング!メロディ・ラインやアレンジが非常に洗練されているので、!大曲Spanish GalleonやSorrowあたりは渋谷系好きの若い人にも是非試してみてほしいですね。 ちなみにヴォーカルのJohn Lawtonは後にユーライア・ヒープのヴォーカリストとして活躍しています。
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70年初期のジャーマン・ハードを代表する一枚。ほかのグループでもボーカルは英語が一般的で、ドイツ語がハードロックに乗りにくいことをみなさんご存じだったようです。(かつての日本語もそうでした。)英国人ジョン・ロートンは、そんな理由でスカウトされたようです。彼の伸びのある声も素晴らしいですし、堅実なリズムキープ、聞かせどころを絞ったギター、指の動くベース、それぞれ味わいのある仕事をしています。
わたしは、この時期のジャーマン・ハードを比較的最近聞くようになりました。以前知らなかったようなグループの作品がCD化されてきたからです。気づいたのは、ブリティッシュ・アンダーグラウンドとの敷居はこの頃のドイツにはなかったのではないか、ということ。ドイツのグループでの実験が英国に飛び火した例もあるようです。ヘビー・ブルーズではない、ハードな音を作り出そうとする実験精神ではパープル、ヒープと同時期。ジャーマン・ハード恐るべしです。
非常にテクニカルで格調高い(雑多で趣味っぽいだけか?)、ハードロックバンドであるが、おそらく一般のハードロックファンには、ついて行きにくいサウンドだと思う。特にキーボード全般と、管弦楽器のアレンジまでこなす、ペーター・ヘクトの大仰な逸脱プレイはこのバンドの要である。後半は特に難解な構成(ジャズ、変拍子はもちろん、現代音楽やチェンバーへの接近も)になっており、ハードロックを楽しみたいというよりも、異常な音楽への薀蓄を垂れたい、プログレ・ファンの方におすすめします。
「スモウグリップ」というタイトル通り、ジャケットは力士の貴乃花と若乃花の兄弟が、がっぷり四つに組んだ写真(笑)で、日本人には笑ってしまう代物だが、欧米人は異文化的で神秘を感じるらしい…。1981年の「Mean Machine」を最後に事実上活動を停止したドイツのLUCIFER'S FRIENDが、何と13年振りにLUCIFER'S FRIEND IIとして再結成された。 シンガーはオリジナル・メンバーのJohn Lawton。URIAH HEEPの2代目シンガーとしても知られ、DEEP PURPLE~RAINBOWのリッチー・ブラックモアがシンガー起用を打電したこともある名シンガー。伸びのある美声で評価が高い人物だ。 ~IIとしたのは、1981年までとは別の活動であることを示すため、との事。 ところが、これが今までのどのアルバムよりも優れた作品になってしまうのだから不思議なものだ。 「歌える」キャッチーなメロディーを軸に、悲壮感のある疾走曲から、明るいバラードまで、本当に様々なタイプの名曲がずらりと並ぶ。 ジャケットにニッポンの「相撲」(貴乃花・若乃花)を使い、Get In(入場)、Banzai(万歳) などというインストが入る企画はこの際どうでもいい。 とにかく、恐ろしいほど曲が揃っている。Track 5の別ヴァージョンのボーナス曲まで、全く捨て曲がないという信じられないアルバムで、美しいハードなロックが好きなら、迷わず聴いてみるといい。 LUCIFER'S FRIEND自体が日本では無名だったため、日本盤は見送られたが、そのクオリティの高さから、輸入盤店への入荷が徐々に増え始め、最終的にはかなりの枚数が売れたようである。日本での配給も多いCastle Communications(現Castle Records)からのリリースだったにも関わらず、最後までどこの国内レコード会社も手を挙げなかったのは残念でならない。
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