短編9編の中、2編が日本昔噺の再話になっている。ただ、現代に引き寄せて身近な話にしようと工夫されている。 まず、「鶴の恩返し」の主人公の若者は、デパートのアパレル売場の勤めに満足できず、自然に囲まれた山の生活に安らぎを見出していた。ある日、ボウガンで撃たれたツルを助けてやる。ある夜、ミニのワンピースを着たおんなが現れる。そのツウと同棲を楽しむのだが、暮らしは楽にならない。それでツウの織ってくれた布で生活を支えていた。それが評判になりテレビに出されたりするが、その結果ツルになって飛び去ってしまう。大筋は昔噺と同じだが、最後に洋服メーカーの偉い人の言った次のセリフが意味深長なのである。 「幸せにしたいという気持ちだけで、ほかの人を幸せにできる時代は、とっくに終わっているんだ」…この若者の時代錯誤を作者は批判的にみているのか、憐れんでいるのか分からないにしても、最後にこういう含みのある言葉で読者に話しかけていると読み取りたい。 次に、「浦島太郎」である。この再話では、その時を「昔」とも「今」とも言っていない。主人公はその名のとおり浦島太郎である。亀をいじめる子どもたちとのやりとりが現代的である。太郎はいじめている子どもを殴りつけるのである。そして、「なぜおまえをなぐったか分かるか」と問いつめるのである。いじめとはどういうものかを彼らに身を以て悟らせようとしている。そこに作者の創作意図が伺える。カメの恩返しで、竜宮城招待、楽しい生活を捨てて再び里帰りという大筋は変わらない。ただ、「開けてはいけないものはいらない」と玉手箱をもらわなかったところが違っている。開けると年取るようなのは玉手箱ではない、という作者の見方が面白い。 ありきたりの昔噺もこのように読み手が自由な発想で読み深め、新しい解釈をすると、実に楽しくなる。そんなことをふと教えられた次第です。
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