ビゼーのオペラ作品『カルメン』を映画化或いは舞台化した作品は幾つもあるが、カルロス・サウラの『カルメン』はその中にあって出色の作品である。
記憶の限りでは、この映画作品は83年もしくは84年に東京新宿の“シネマスクウェア東急”でロードショーされている(その後、六本木の俳優座シネマテンでの凱旋ロードショーがあった)。
作品はフラメンコダンスのオーディション会場から始まる。そこでは公演を控えてのカルメン役を選ぶために主人公(アントニオ・ガデス)が鋭い目線を放っている。映像の背景に流れるのは“彼女は突然に現れた、猫のように”とメリメの作品『カルメン』の一節を朗読する男の声。そこに表れたのが一人の女性であり、彼は一目で虜になってしまう。ビゼーの作品が流れる中、まさに小説を地でゆくかのように物語は最高のスピードで始まる。
『カルメン』の物語を舞台化しようとする主人公がそのままドン・ホセとなるストーリー仕立て。物語と現実の狭間を意図的に明確にしないでこの作品を創り上げたカルロス・サウラ。ドン・ホセをダンスの力と眼差しで表現したアントニオ・ガデス。クリスティーナ・オヨスの演技。カルメンを彷彿とさせるラウラ・デル・ソルの目力(めぢから)。ギター奏者としての圧倒的な存在を示したパコ・デ・ルシア。恋・嫉妬・悲劇、一組の男女に訪れる愛憎劇がビゼーの旋律に乗ってスクリーンに繰り広げられる。全てのエレメントが揃うことでしかこの作品は成り立たない。
見ているだけでもドキドキしてしまいます。小学校の放課後の風景がありありと浮かんできました。中年になってしまった私の運動不足解消にも最適。日頃使ってない筋肉が動いて筋肉痛★です。ミーちゃんケイちゃんの足の美しさも見所。さぁ!みんなで踊ろう!
このCDが店頭に並んでいたのは知っていましたが、よくある有名な曲の抜粋盤だと思っていました。ところが、ベストセラーになっているというので、「物は試し、どうせ3000円だし」ということで早速購入して聴いてみました。 いや、本当に良かったですよ。お買い得ですね。演奏もしっかりとした物ばかりですし、EMIの誇る過去の名盤から沢山収録してありました。録音も古い収録年代の物もありましたが、どの演奏も良い音でなっていましたから、問題はありません。 長らく合唱に携わり多くのステージで歌ってきましたので、このCDの6枚目にあたる宗教曲の編集にはとても興味をもって聴きました。何十年と宗教作品やその他のクラシック音楽を歌ったり、聴いてきたはずなのに、知らない曲や忘れていた曲の多いことに驚かされました。 巷では、これは「初心者向け」という評価のようですが、このCDに収められている100曲を全て聴いたことがある人は少ないでしょう。自分の趣味や好きなクラシック音楽ジャンル以外の曲との素晴らしい出会いもあると思いますし、新たな発見もあると思いますので、クラシック愛好家にむしろオススメしたいと思います。 3枚目の声楽曲にも良い演奏が収録されています。他のCDも同様だと思います。 買われて損はしません、というよりこれはベストセラーになる要素を満載したCDですね。
コミカルな味を封印しているのか、ハードボイルドな探偵。
小雪とのからみもいい。
なかなかに楽しませてくれる良い作品。
一流の歌い手と有名アリアが集められた、74分の豪華なCDです。 クラシックに馴染みのない人も耳にしたことのあるような、 有名曲も入っているので初心者にもオススメです。 歌詞カードには日本語訳、歌い手の簡単な紹介も掲載されています。 一番古いものは1968年ですが、録音状態もよく、音はきれいです。 「夜の女王のアリア」だけでも、この値段の価値は充分にあります。
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