彼らの音を一言でいうとプリミティヴという単語が浮かんでくる。だが、単に原始の叫びや音なのかというと、そう一筋縄ではいかないのもオネイダというバンドだ。このアルバムは驚異の3枚組になっていて、1枚目はデジタルなプリミテイヴ、2枚目はバンドサウンドでプリミティヴ、そして3枚目は3曲35分とブログレなプレミテイヴ。そう彼らは多彩なスタイルを用いつつも、基本線としてプリミティヴな響きを最重要視しているバンドなのだ。ライナーに元カンのボーカリストだったダモ鈴木氏が寄稿しているが、彼がオネイダを好きだというのは非常に分かりやすい。つまりダモ鈴木在籍時のカンのあの瞬発力=プリミテイヴさが、オネイダからも多分に感じ取ることができる。そんなバンドが、こんな時代に現存するというのは非常に心強く感じる。それくらい自分たちだけのカラーを持ったバンドだ。 レイテッド・オー 関連情報
十萬個冷笑話 2014電影版 FULLHD
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