日坂水柯 商品

日坂水柯 めがねのひと (ジェッツコミックス)

成人指定ではないものの、全体として性的な描写が多い。ただ、そういったシーンは非常にあっさりと描かれており、どちらかというと心理的な描写、考えていること、思っていることのほうが作中の主題のように思える。そして、その内容が非常に純粋なもので、心が洗われる様な思いだ。登場人物が単純にメガネをしているだけの作品もあるが、「みてるだけじゃわからない」「もう、しません。」は自身がメガネを使用しているor彼女(彼氏)がメガネを使用している人にとって心当たりがあるエピソードではないだろうか。付き合い始めて、男女としての交わりもある、けど、まだまだ初心なカップル…そんなラブコメが好きな人にはオススメ。性的描写が生々しくない分、若い人や女性にも読んでもらいたい作品。 めがねのひと (ジェッツコミックス) 関連情報

日坂水柯 数学ガール 上 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

数学に詳しくない方でも、比較的軽く読めると思います。そんなに難しい話題は出てきません。原作を読んでいないので、バックエンドの知識なしでのストーリーについての感想ですが、可もなく不可もなく、といった感じでしょうか。個人的には「宇宙の真理に近づくことができる、唯一の手段」としての数学の面白さを表現してもらいたかったですが、そういう意味では薄っぺらい感が否めません。言い替えると、そこが手軽に読める点でもあるのですが・・・ここは個人的な趣味が大きいところでしょう。上下巻を通して読みましたが「学園における微妙な三角関係」を演出しただけであって、続編を読みたいという読み手側の感情をかきたてる工夫は見受けられませんでした。インパクトのあるストーリーや演出が全て良いというわけではありませんが、記憶に残るストーリーではありません。作画はあまり上手くありませんが、がっつりした萌えジャンルの絵というわけでもないので、良い意味で、特にひっかかる作画ではありませんでした。基本的な画力が今ひとつ欠けているところは、マイナーなジャンルの漫画化ということもあって仕方がないのかもしれません。もうちょっと絵でも楽しめることが出来れば、ストーリーの薄さをカバーできたのかもしれません。マイナス点ばかり書いていますが、数学という一つのジャンルを一般向けメディアによって発信するという試みでは、先駆け的なものと思えますので、作品としてのどうこうよりも出版されることに意義があったのではないでしょうか。その点も考慮して、星は3つとさせていただきました。 数学ガール 上 (MFコミックス フラッパーシリーズ) 関連情報




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