金日成のパレード~東欧の見た“赤い王朝”~【字幕版】 [VHS]
統制のとれたマスゲームは圧巻で正直、マスゲームの芸術性?には脱帽である。(いい悪い、政治的な問題は別として)よくもまあ、ここまで練習できるものである。このビデオにはマスゲームや行進だけでなく、金日成の生家や、地下鉄の駅、博物館?(世界各国の元首から送られたプレゼントが展示されている)、有名な山、空港、レストランなどの紹介もあり全体として北朝鮮の観光ビデオにもなっている。ボーランド国営の会社が製作したビデオで一切のフィクションが加えられていないし、淡々とした内容なのだが、それでも仰天する場面がある。有名な景勝地である大自然が美しい山の岩(かなり高い位置)に、ハングル文字で政治的スローガンが彫られている。その案内人の説明によれば、「突撃隊が身を挺して彫った」ということである。どのようにして彫ったのか考えるだけで身震いした。このスローガンを完成させるのに、人命が失われなかったはずが無い、と感じたが違うだろうか???幼稚園児の喋り方が気味悪いほどこびた調子であったり外国からの来賓客を出迎えるため、造花を手にもち振る女性たちの表情など、あまり日本では見られないと思うのだが。パレードの後、脱げてしまったハイヒールの片方が道路の端に残されていたり、ビデオの中で何度も繰り返される「偉大なる首領」という単語がどうしても目に耳に残ってしまう不思議な?ビデオである。言論の自由も無い国でキツイ制限のある中で撮られたビデオにもかかわらず編集のうまさを感じられた。私はこのビデオを1998年ごろ、購入しました。(かなり以前,東京に小さな映画館で上映されたとき見逃してしまい、ずっと見たいと思っていたので)多くの方に見ていただけるといいなと思います。 金日成のパレード~東欧の見た“赤い王朝”~【字幕版】 [VHS] 関連情報
北朝鮮の現在の基礎、国家体制を築いた金日成の生涯を研究した書です。数々の伝説や、韓国等の情報戦による中傷や謀略のため、謎に包まれた生涯が、中立的な立場で記されています。金日成の功績にも触れているところが、冷静な判断をするために、重要な内容になっていると思います。 金日成 (講談社学術文庫) 関連情報
統制のとれたマスゲームは圧巻で正直、マスゲームの芸術性?には脱帽である。(いい悪い、政治的な問題は別として)よくもまあ、ここまで練習できるものである。このビデオにはマスゲームや行進だけでなく、金日成の生家や、地下鉄の駅、博物館?(世界各国の元首から送られたプレゼントが展示されている)、有名な山、空港、レストランなどの紹介もあり全体として北朝鮮の観光ビデオにもなっている。ボーランド国営の会社が製作したビデオで一切のフィクションが加えられていないし、淡々とした内容なのだが、それでも仰天する場面がある。有名な景勝地である大自然が美しい山の岩(かなり高い位置)に、ハングル文字で政治的スローガンが彫られている。その案内人の説明によれば、「突撃隊が身を挺して彫った」ということである。どのようにして彫ったのか考えるだけで身震いした。このスローガンを完成させるのに、人命が失われなかったはずが無い、と感じたが違うだろうか???幼稚園児の喋り方が気味悪いほどこびた調子であったり外国からの来賓客を出迎えるため、造花を手にもち振る女性たちの表情など、あまり日本では見られないと思うのだが。パレードの後、脱げてしまったハイヒールの片方が道路の端に残されていたり、ビデオの中で何度も繰り返される「偉大なる首領」という単語がどうしても目に耳に残ってしまう不思議な?ビデオである。言論の自由も無い国でキツイ制限のある中で撮られたビデオにもかかわらず編集のうまさを感じられた。私はこのビデオを1998年ごろ、購入しました。(かなり以前,東京に小さな映画館で上映されたとき見逃してしまい、ずっと見たいと思っていたので)多くの方に見ていただけるといいなと思います。 関連情報
著者は元共産党機関紙『赤旗』の平壌特派員。日本共産党の永年党員(党員歴30年以上)であったが、除籍された。本人は「不当な除籍であり、取り消しをもとめていく」としている。赤旗記者を解任されるが、以後、フリー。『赤旗』はかつて、平壌(朝鮮民主主義人民共和国)にも記者が常駐していたが今はない。北朝鮮ウォッチャーとしては、数多いる大学教授などよりも確度の高い情報を持っているひとりである。と、私は思う。朝鮮戦争に関しては、戦史家、児島襄氏による3巻本の大書があるが、児島襄氏版が、韓国側からの視点で、1950年6月25日、朝鮮半島の武力統一を図る北朝鮮が38度線を越えて侵攻したことに対する、韓国、米軍の無策ぶりを描くことから始まる。一方、萩原遼氏版は、1950年6月25日に至るまでの金日成体制を描き出すことに精力を尽くしている。アメリカ側は「北の侵入を知りながらやらせた」と主張する。1993年初版。 朝鮮戦争―金日成とマッカーサーの陰謀 (文春文庫) 関連情報
100万人パレード、北朝鮮建国の神話美談など、「偉大なる首領同志(金日成)」と「親愛なる指導者同志(金正日)」の礼賛であふれるビデオ。最初は興味本位で見ていたが、個人崇拝が延々と続いて、だんだん気分が悪くなってきた(でも、お勧めDVDであることは間違いない)。 それにしても、ソ連、東欧社会主義が次々に滅び、中国が経済的に実質上資本主義化していくなかで、北朝鮮だけが旧態依然な理由がこのDVDを見て、良く分かった。 北朝鮮だけが他のマルクス主義と違い、金一族を崇拝し、絶対的な忠誠を誓わせているからである。そして、その個人崇拝の根拠がかの悪名高き主体思想(チュチェ・ササン)であり、それを考え出して実行させた金日成という男は、並大抵の悪党ではない。 金日成のパレード [DVD] 関連情報