大日本人のときも思ったけど、これはB級映画の中でもいわゆるstrange filmとかweird filmとか呼ばれる類の物だ。本来なら吉祥寺バウスシアターのレイトショーあたりで人知れず流すのが相応しく、一般的な普通の劇映画、ドラマ映画を見る層を対象にしたマーケットに乗せるのが間違い。普通このタイプの珍妙な作品はターゲットが限られていて売れないので、大手の映画会社が作ることはない。自主制作同然の低予算映画として作られ、一部のマニアだけが見るものだが、テレビタレントが撮って芸能事務所が大々的に売り出すために、カルト作品やアングラ作品を見ない層の目に触れることになる。福居ショウジン監督のキ○ガイサイキック映画「ラバーズ・ラヴァー」をテレビでバンバン宣伝して全国ロードショーしてるようなもので、内容と売り方にずれを感じる。映画自体の出来と言うよりも、作品の性質と観る者の嗜好のギャップが批判される主な要因になっていると思う。IMDbの評価は6.6であり、悪くない。アングラ作品を見ない層に売り込むようなことをしなければ、それなりに評価される作品だと思う。 R100 [Blu-ray] 関連情報
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