SFC版、PS版ともにやり込みましたが、このDS版はほぼ完璧。PS版に限ってはもう完璧としか言いようがない。違和感全くなし。
SFC版は難易度の再調整のためか敵の動きなどに若干変更がありましたが、プレイヤーキャラクターの挙動等は完璧。DSの解像度の関係で上下幅が多少削られているので慣れるまで若干違和感がありますが、これはハードの問題なので仕方がありません。おのれDSめ。
惜しむらくはSFC版の方にプラクティス（練習モード）がないことか。
SFC版はオマケとして同梱されてるだけという扱いなので仕方がないとはいえ、プラクティスはついてて欲しかった。それだけが残念。

某フィールドのカニとか心が折られそうになるステージはありますが、
諦めずに何百回とコンティニューし続ければカニも必ず何とかなります。
カニのせいで疲れてくると操作ミスが増えるので休憩しながら遊びましょう。
あと柿にも気をつけてください。

昔のゲームにはよくあったけど、
最近のリアル指向のアクションには見当たらなくなった
このゲームの持ち味について書いてみようと思います。2つほど。
ゲームの根本的な面白さとは関わらないかもしれませんが……

1.設定の謎さ

かわいい女の子がなんでこんな事してるのか？
針山や氷の床、巨大魚なんかを切り抜けてなんでドアを目指すのか？
ロープの先のルアーをぶつけて魚を気絶させて捕まえるけど、
これって、もしかして釣りなの？ こんな漁法(？)釣りって言い張るの？
そもそも、魚が水中ではなく地上を歩いてる……… シュールだ………
マリオで言ったら、巨大キノコ(クリボー)がなぜか歩いて襲ってくるけど
体を大きくしてくれたり、残機を増やすのもキノコであるみたいな。

2.死にかたが面白すぎ

自分の操作ミスによる死にかたが面白いです。
呆れて何度も笑いました。主人公がかわいい女の子なので若干心が痛みますが。
・ロープの振り子運動で移動。勢いをつけ過ぎ、しかもうっかりボタンを離したため
そのまんま前方にすっ飛んでいって水に落ちて死亡。
・足場にロープを引っ掛け、ロープにつかまって下に移動。ロープの伸縮操作で
一気に伸ばし過ぎたため、下にあった針山に刺さって死亡。
・水場の向こうのリュックを取ろうとルアーを引っ掛けて引き寄せようとする。
リュックは水に落ちてそれに引っ張られてリュック共々水に落ちて死亡。
マリオだとスーパースターを追っかけて谷底に落ちる感じでしょうか。

2つとも細かい、と言うかしょーもない事なんですが、
ファミコン時代のゲームにあったような独特の持ち味だと思います。
絵も綺麗になったし、挙動も細かくなったけど、
そういう独特のテイストを保持している稀有なゲームなんじゃないかと感じています。

DVDつきで再販されるそうです。
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