良くも悪くもいつものマリオで、動かしているだけでも楽しいというのはあります。
プレイしながらでも丁寧に作っているなあという気持ちになれるのはさすがですね。

ただ難易度が低すぎるというのが気になりました。
全体的にシビアなアクションを要求されることもなく
ちょっと練習すればクリアできるステージが多いです。

それだけでなく今回はコインが異常に出るので1UPの機会が多いです。
協力プレイで出現するブロックを叩くだけで無限に出てくるようなシステムなので
ちょっと難しい位置にある1UPキノコなんて取る気がなくなります。
ミーバーズを見てみると、マリオの残り人数が99人のプレイヤーも少なくありません。

またちょっとミスが続くと、お手本プレイが見られるブロックが出現します。
見たくもないのに常にピコンピコン主張していて、ちょっと邪魔に感じたり
もうちょっと自力で考えさせる時間があってもいいかなーとは思いました。

敵に当たってミスしそうな場所の先にはキノコが
ボス前には丁寧にファイアーフラワーが隠れていて
ゴリ押しプレイで進めてしまうこともしばしば……。

ストーリーモードはこんな感じでぬるーく終わってしまいますが
おだいモードはかなりやり応えがあります。
このギャップがまたいいところなんですかねえ。

とはいえメインであるストーリーが簡単すぎるので
次回からはもうちょっと難しいモードも用意してもらえると嬉しいです。

もう何年前に成る事か・・この作品が初登場した時のあの感動と興奮は今でも忘れ得ない思い出となっている。当時の内容をそのまま再現しているので確かに画面は現在のレベルでは通用しないだろうけど逆に当時に戻って遊びたい者には好都合な品ではある。まぁ・・言うなれば良き物は月日が経ってもその価値にはなんら支障は無いと言う事だな（笑）

1986年の作品ですから、25年前。四半世紀です。今は60歳を過ぎてしまった人たちが、まだ若かりし頃の姿を見ることができます。
内容は、大河の「龍馬伝」、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」と比較してしまうと、龍馬、高杉の人物像、お互いの関係がかなり異なるので違和感があります。それでも、武田鉄矢が熱演する龍馬が一途に熱く独白するシーン（土佐勤皇党の弾圧、小倉戦争）は壮絶で脳裏に残ります。拓郎の高杉は、お酒を飲んでいるシーンばかりとワンパターンの演技で、ちょっと残念です。高杉の人間としての魅力をもっと描いて欲しかったところです。
全体を通して流れる拓郎の「RONIN」を初めとする音楽は、懐かしく、青春群像に相応しいものばかりです。