高校時代を受験一色で過ごした人にぜひ見てほしいです。私は高校時代にこのドラマのような体験はあまりなかったのですが、少しうらやましく思いました。まだまだ忘れていたことや純粋さを思い出させてくれるドラマです。
「白線流し」本編DVDのレンタルが初まり、
何回もレンタルするならと完全版を購入しようとして
初めてこのCDがある事に気づいた。
ドラマの中に流れている曲には、
タイトルは無いものとばかり
勝手に思っていた。
しかし、それぞれ
タイトルがある事を知った。
恥かしながらもうすぐ40が来るというのに
高校生時代にタイムスリップしてしまう…。
はたしていつ迄この様な感情が残っているのだろう…。
このCDにもっと早く出会えたかった…。
「白線流し」の大ファンで、長いことこの本を探し回りました。漸く手に入れたのは昨年の初め。それ迄も図書館で何度となく借りた本です。白線流しの物語がそのまま文章に綴られた、ファンなら是が非でも手に入れたい一冊だと思います。
ドラマ自体も最近ではDVD化される等、観る機会はありますが、それでも手短に作品を回想したいときなど、時々この本を片手に近所の公園に出掛けたりします。物語の場面一つ一つが鮮明に浮かび上がって来ると同時に、初めてドラマを見た当時の感動や発見がはっきりと胸の底に甦ります。純粋な高校生達の恋愛や葛藤、そして友情を全て詰め込んだ宝箱の様な作品をここに復活させてくれました。
只、何と言っても残念なのは小説原作ではない為に、ドラマの脚本や詳細な描写に縛られ過ぎて文芸作品としては甚だ読むに耐えないと言う点でしょう。多少なりとも細かい内容に眼を瞑っても、逆にドラマ本編の純粋で荒削りな青春時代を見事に再現して欲しかったと思っています。1つの物語として、「白線流し」が好きで好きで仕方ない大ファンだからこそ、どうしても辛口に採点させて貰いました。
日常の中で忘れかけていた高校生当時の真っ直ぐだったあの頃の自分をもう一度取り戻そうというのが今作品のテーマであるようです。原点回帰ということでしょうか?連ドラの頃に撮影したロケ場所がたくさん登場するなどファンとしては懐かしく嬉しいです。ただ今回は前作の反響に屈してしまったのか、最終回と銘打ったこともあり無理にまとめた感が否めなく、それぞれが成長を見せた前作を支持した私にはやや違和感を覚えました。もちろん人生に於いていつの時も迷いや悩みを抱えながら生きていくことは当然で、あの当時の心意気を見つめ直す作業は大切だと思いますが、今作品に関してはあまりにも昔の自分にこだわりすぎているようにも思えます。「旅立ちの詩」「二十五歳」に比べて、変わらない事といい意味で変わっていく事のバランスがずれているような気がします。それでも主人公二人のラストシーンにはグッとくるものがありましたが・・・。
テレビドラマはフィクションも含めた(膨らました)仮想現実であり、登場する俳優で、ある程度のイメージが決まってしまうものだと思ったが、実在する伝統を継承続けている事実を知らなかったら、誤解をするところだった。いい本だと思う。