実際にサーキット競技や草レースに出ている、 又はサーキット走行を少しかじった事が有り、レベルアップしたい人向けです。
内容が濃いため、町乗りしかしない人には必要ないと思います。
私には、サーキットを走ったり、競技に出たりするのでかなり満足の行く内容でした。
表記もわかりやすい。
「やればできる―。私は、それをずっと確信し続けています」。
かつて世界ランキング4位にまでなって一度引退。2008年に37歳で現役復帰を果たし、2011年にはウィンブルドンでビーナス・ウィリアムズと互角の接戦を繰り広げて世界から絶賛されるまでになった、クルム伊達君子の本。40歳を過ぎても、日本の女子テニス界の先頭に立って世界を駆け巡る。
20歳代で過酷な世界のトップ10の世界に入ってギリギリで闘い続けていた頃。マスコミのバッシングに遭って苦しんだ経験から学んだこと。引退してほっとして、それまでにやりたかったいろいろなことに打ち込む。フルマラソンへの挑戦。再起。そして、本当にテニスが好きで打ち込んでいる今の自分。変わらない負けず嫌いな性格。子供の頃から今までのこと。得意のライジングショット。ストレッチ。練習について。時間を無駄にしたくないという気持ち。セカンドオピニオンの重要性。相手や先を読む力がついたこと。身の回りの整理や家事もしっかりやらないとすまない性格。
良き理解者である旦那さんのマイク。TVで初めて見たときに自分の奥さんになるのはこの人だと思っていたというのはすごい。著者の方は実は最初あまり興味がなくて、むしろ避けていたときもあったという。そして、ずっと娘を見守り続けてくれた母親。娘の結婚式にも出られないかもしれないという状態だったのにガンと闘い続けて生き抜いた父親。小浦武志コーチの指導への感謝。
素直な語り口で、自分を育ててくれたテニスや自身の生き方についての考えを披露している。
とても面白く刺激的な本でした。 ある程度自分のドライビングが完成されていると思っている人は 特に新たな刺激を受けると思います。 私はサーキットを走る事はしませんが、とても参考になりました。
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