かなり面白かったです。どのストーリーも意外な結末を迎えるので、読みながらかなりドキドキして興奮してしまいました。久しぶりに面白い心理サスペンスにめぐりあったような気がします。それから最後のあとがきに、この本の著者である、小池真理子さんのコメントが載っていたのも良かったと思います。かねてから、小池さんについて、どんな人なのか興味を持っていたので。
コスナー扮する海軍少佐が、ソヴィエト とアメリカの陰謀に巻き込まれて追いつめられてゆく。 "No Way Out" というのがアメリカでの公開
タイトルで、意訳すれば、出口が無いということ。 誰も信用できなくなった少佐は正体不明の追手の恐怖から必死で逃れようとする。 年をとって渋みを身につけたジーン ハックマンが謎を深める。
最後はあっと驚く展開で終わる。 コスナーがまだ大スターでなかった頃の作品。 若いコスナーが海軍仕官のフォーマルのユニフォームを着ているのがとても良く似合っている。 本物の若き海軍仕官と差が無いくらいかっこいい。
サスペンス及びコスナー好きの方にはおすすめ。
カーリーは事故で亡くなったリックとの間に子供をもうけていた。大富豪
であるリックの両親は金銭と引き換えに自分たちの孫である赤ん坊のクリス
を渡すように迫ったが、カーリーは譲らず、クリスと共に行方をくらましたのだった。
それから6年後リックの友人で私立
探偵のジェイクがようやく二人を見つけ
出した。彼はリックの両親がカーリーとクリスの消息を依頼していた
大手
探偵会社から独立し、自分の会社を持っていた。そのため、好奇心は
あったものの依頼をされていたわけでもないので、親元には知らせず、
徐々にカーリーに近付いていった。
カーリーは食堂で働きながらも、絵を描き生計をたてていた。ジェイクは
自分が
探偵であることを隠したまま彼女と付き合うようになるが、ジェイクの
元同僚がジェイクに尾行を付け、カーリーとクリスの居場所を突き止めてしまった。
興味深くハラハラする展開なので、一気に読んでしまいました。ここに描かれている愛はカーリーとクリス、カーリーとジェイクのみならず、
カーリーの周りの人物たちさえも、シングルマザーであるカーリーの強い
見方です。
それぞれに苦い思いでもあり、随所に回想が盛り込まれていて、飽きがきません。とくに6歳になったクリスの回想は心和む部分でもあります。
海軍将校が国防長官の愛人と恋に落ち、嫉妬した長官が 誤って愛人を転落死させてしまう。その犯人捜しをさせられるのが海軍将校役の
ケヴィン・コスナー。犯人は自分であるかのような状況の中でどんどん追いつめられていくが 最後は驚きの結末が・・・。ショーン・ヤングとのリムジンでのホットなラブシーンにもうっとりです。