2日間に渡る録音の内初日の
セッションを中心に
収録されているので全体的に少し硬い感じもあります。
リハーサルをみっちり重ねて挑んだライブと違い
タイトル通りの
セッション的なラフな部分が多いですが、
その分素のライブを見ている気分、そこが楽しい。
復刻された当時のライナー写真ではアレンビックの
ベースをプレイする高水健司が写ってますが、彼の演奏が
なんとも爽快といいますか、演奏の推進力となって全編で
ベキベキと弾きまくってます、最近のライブを観た感じ
あまり弾き倒すようなプレイはしないだけに新鮮。
大村憲司も自作のLeft-Handed Womanで存在感をアピール、
その他の曲でもサポートの妙技を聴かせてくれます。
Perfidyでのプレイもとてもカッコ良い。
いつもと違う妙にこじんまりとした高中正義メドレーも
バックのメンバーが探り探りな感じでやっていて面白い。
READY TO FLYでマイケル・ブレッカーのソロが聴けますが
これも今となってはとても貴重ですね。
他の深町純作品の復刻が続いてくれる事を祈ります