「アプリイ・ダプリのジャムタルト」「ハンカ・マンカのライスプディング」「うすちゃいろのひげのしんしのハーブオムレツ」
と言った
タイトルのお料理の作り方が、ピーターラビットと仲間達のイラストと共に収録されています。
材料と、「ひつような道具」という項目があるのが本来子供にも使えるようにとの配慮なのかなと思いました。
(のし棒とか、包丁とか書いてあります)
実際は日本では手軽に手に入りにくい材料も多く、作ることができるのは限られているように思います。
見ていると、結構ラードを使うことに気が付きます。
タルトやビスケットを作るのに、ラードとバターを併せて混ぜたりと言ったふうに。
ポターが書いた本ではない(フレデリック・ウォーン社編)けれど、なんとなく湖水地方の香りというか文化というか、
そういったものも感じ取れ、ピーターの世界観がお好きなら、きっと気に入る本だと思いますよ。
ラビットデビュー以来の奇跡だが、たいした実績はないが、でもいい曲作ってるね。何度聴いても飽きないし、ハードから
バラードまでバランスよく詰まってるし、何で売れないのか不思議だよ。
端的に言えば、
ウサギの侵略戦争を描いた絵本です。
内容も、
ここで説明出来てしまえそうほど簡潔にまとめれた物語で、
それゆえページ数も多くありません。
読み終えた人は皆、内省を促されるのではないでしょうか。
絵柄自体も、
どこかキュビズムを思わせるような幾何学的なデザインで、
それが一層作品の不穏さを演出します。
やはりどちらかといえば
子供向けというより大人向けの絵本でしょうか。
文も簡単な
英語で書かれていますし、
絵を眺めているだけでも内容は把握できますので、
読むのにそれほど苦労はないと思います。
本のサイズは大きめですが、
日曜版の新聞くらいの厚さなので、
本棚に空きのある方は手にとられてみては?