ストラトヴァリウスの中心メンバー、ギタリストのティモ・トルキのソロ・アルバム。もちろんティモ・トルキのギターは存分に楽しめるが、ヴォーカルをこなしている(バンド初期ではヴォーカルも務めていたが)。もう少し時代が後なら、新生ストラトヴァリウスとして発表していたであろう佳作だ。どちらかといえば、バンドからの呪縛を解き放ちたい想いが強いように思える。
STRATOVARIUSを脱退したティモ・トルキによるニュー・プロジェクト。
「A METAL OPERA」というサブ
タイトルがついている通り,マイケル・キスクやラッセル・アレンといった複数の実力派Vo.が参加している。
全体的には良質なメタル・アルバムに仕上がっていると思うけど,新鮮味がなく,古臭い印象だ。良くも悪くも80年代的な「メロディック・パワー・メタル」といった感じ。
同じようなコンセプトのプロジェクトではTOBIAS SAMMET'S AVANTASIAがあるが,その方がよりモダンでドラマティックなメタル・オペラだと思う。
元STRATOVARIUSのティモ・トルキのソロ作。2008作
STRATOVARIUSの活動に区切りをつけたティモ・トルキは、
Revolution Renaissanceという新たなバンドを立ち上げたが、
本作はそれとは別に、彼が長年温めていた構想を作品化したロックオペラである。
サーナという女性のたどるストーリーを軸に、、シンセによる美しいアレンジと、
男女ヴォーカルの歌声を中心に、しっとりと聴かせるクラシカルなサウンドだ。
メタル色はほとんどなく、むしろティモ・トルキという人間の繊細な内面を描いた
スピリチュアルなイメージがゆるやかに溢れだす。ときに東洋的なメロディや
自然との融合を感じさせるSEなど、ヒーリング音楽的な感触も耳に優しい。
サーナの役をこなすジェニファー嬢の清らかでオペラティックな歌声も素敵です。