DVDを持ってなければ、もう完全にBlu-rayですね。
画質が全然違います。
これだけ、DVDのレビュー数が多いのだから面白くないはずはない。私もリアルタイムで毎週、楽しませてもらいました。
最近は経済状況もあり結婚できない人も多いのが現状。
しかし、このドラマは経済的事情ではなく、どちらかと言うと恵まれてるにも関わらず結婚できない。
そこが人気の秘密だろう。
あと、
犬好きの方にも面白くて可愛い作品となっています。
そして、物語的に貧乏をテーマにする事は容易い。
性格や年齢的な問題なのだ。
ある一定の年齢を超えると相手への条件もハードルが高くなる。
もう若くもないにも関わらずだ。
そして一人でいる事への慣れ。
確かに恋愛は楽しい反面、面倒臭いもんである。
80年代、
阿部寛はモデルでテレビに出始めた頃は、ただの背の高い人だったが年齢を重ねる度に日本を代表する俳優となった。
ここ数年の
阿部寛の出演作は、かなりの高確率で楽しませてくれる。鉄板役者である事は間違いない。
阿部寛さん主演のこの作品ですが、回を負う事に桑野伸介が完成されて行く感じがしました。最初は二枚目な感じが残ってましたが、
猫背、顔の表情、仕草など徐々に気持悪さが増して行き結婚できない男が完成されて行った感じがしました。
阿部さんの芝居の肝は目の動きで感情を表現する所だと思います。困惑した顔、挙動不審などの演技を目の動きで表現してしまう所は凄いと思います。
特にKEN役のこつぶが非常に良い味を出しています。飼い主の意見に頷いたり、場面に応じた悲しげな表情をしたり責められて吠えて見たりと笑いを誘います。ですから自分的に『
犬が嫌いで悪いか』の回は最高に好きです。特に他所の
犬にビビッて桑野さんを見つめるシーン、縄や首輪を自分で外すシーンが好きです(この時の桑野さんの顔がまた良い)
皮肉めいた発言と完璧主義な嫌な奴と言う設定ですが、時折垣間見せる間抜けな所、周りの人に対する思いやり(伝わり辛く素直に表現できず裏目に出る事も)、その不器用さに非常に好感を持ちます。
コメディドラマですが、感動する場面も多々有り、バランスも抜群です。特に最終回は感動を誘うものになっており(病院で告白をOKして貰った後の伸介のリアクションは結婚できない男と言う意味ではリアルでした)、最後まで見ると幸せな気分になれました。