写真が多くて、なかなか楽しい本です。キューバ。小さな島の国から世界的な音楽が生まれた。そこには、
スペイン音楽とアフリカ音楽の融合があった等、新たな発見がありました。
ノンジャンルの王道を行くようなライ・クーダーのプロデュース作品
もちろんライのギターもあるが、それよりよくぞ集めた過去のスター達
キューバラテンの過去の栄光の音楽である。録音当時90才近くのコンパイ・セグントとの
セッションも見逃せない(聞き逃せない)。
冒頭のチャン・チャンはコンパイ・セグント作曲ですが、どこか懐かしく音楽に国境の無いことを確信した。因みにライの息子がパーカッションを担当している。
音楽に惹かれ、その匂いに惹かれて、二人の男はキューバへ向かった。賑やかな光、リズムに乗って、人々は交錯し、そこに風が吹く。音の記憶、踊る、音楽をプレイすると言う事、笑顔を忘れないということ。この世界でもっとも純粋な感情。彼らはその秘密に触れることができただろうか。