さっきから、書いたり消したりを繰り返しています。どんな文章を書いても、映画の感動を表現できない。『じゃー、書くなよ』って言われそうだけど、どうしても、このレヴューは書いておきたい。でも書けない。自分の文章力のなさを痛感いたします。つーか、在庫、ないみたいですね。そのうち入るのかな?レンタルでいいから探してみてください。置いてるの、見たことないけど。あなたが忘れかけている事、いや、もしかしたら、もう忘れてしまったものを取り戻せるんじゃないか、そう思っておすすめします。取り戻せたら、大切にしてください。
スターウォーズやゴッドファーザー、
ローマの休日、バック・トゥ・ザ・フューチャー等、名作と言われる映画は多く観てきました。
もちろんどれも素晴らしい作品で感動もしたのですが、どうしても観る前に他の人の感想や宣伝が目に入ってしまい、純粋な意味でゼロから観て感動したとは言えませんでした。自分の中で「これらは名作と言われているんだから感動するんだろうな」「良いと思わないといけない」という気持ちがわずかですがありました。名作と言われる絵画を観て「名作と言われているんだから凄いのだろう。凄いと言わないと分かってない人と思われる。」という感じと同じです。観ていなくても聞いたことのある有名なストーリー、有名な俳優、名シーンの数々。これら断片的な情報を抱えたまま観ていたので、感動も「予想どおりの感動」といえるものでした。
この「遠い空の向こうに」を最初に観たのは高校生の頃です。
英語の授業で先生が
英語の教材として皆に観せてくれました。
おそらくですが、クラスメートの誰もこの映画を観たことが無かったと思います。いつもどおりのどこか集中が欠けた、おしゃべりの聞こえる授業でした。映画が始まり、設定は昔のアメリカ、知らない俳優、聞いたことのない題名。当然、クラスのやんちゃ君達はお喋りしていました。しかし、映画が終盤にさしかかる頃には誰一人喋っていませんでした。自分も最初は大して映画に集中していなかったのですが(あーどうせまた安い感動系の話だろ、くらいにしか思ってませんでした)気づけば画面に釘付けです。ラストのシーンでは目頭が熱くなり泣きそうになりました(さすがに学校で泣くのは恥ずかしかったので耐えました)。
なんの予備知識も無し。知ってる俳優は一人もいない。
しかし、この映画は名作だ、と心から思いました。
ガイドブックに書いてある名所に行って感動したのではなく、自分の足で歩いてたどり着き観た景色に「ここはきっと名所になる」と確信したような感覚です。
事実、あれから10年近く経ち多くの映画を観てきましたが、未だにこの映画が自分の中で一番です。もちろん、人それぞれで意見は違いますが、自分はこの映画は50年経っても語り継がれると確信しています。
その質と世間の知名度。この大きな差にガツンとやられました。
名作と知って観る感動と、知らずに観てそれが名作だった感動。
こんな感動が得られることがあと何回あるのかと思うと、自分は本当に良い出会いをしたと思います。
後に
NASAのロケット技術者になった人物の青春記です。
向学心に燃えた少年が、弛まぬ努力によって、未来を掴む感動の物語です。
炭鉱の街を出て大学進学を願う少年は、
仲間の少年や炭鉱技術者の助けを得ながら、
自作のロケットを炭鉱の山で飛ばして実験を始めます。
知的挑戦を重ねた少年は、遂には、
自ら設計したロケット部品を全米高校技術コンテストに出品するまでに成長します。
全国大会で、見事に優勝を果たしますが、当てにしていた進学の奨学金はもらえませんでした。
しかし、少年たちは、その後、奨学資金の獲得の未知を見つけて、全員が大学進学の夢を果たします。
大学進学は、炭鉱の町ではかつてなかったことだそうです。
少年たちが高校を卒業するまでに、改良を重ねて飛ばしたロケットは、
都合、31号に上りました。
さわやかな青春を感じる物語で、胸が熱くなりました。