ハイドンではエッティンガーがチェンバロも担当して弾き振りを披露している。

シャハムの奏する二楽章冒頭のへ調長音階がこの上なく美しい。

ブルッフはシャハムは10代の頃にシノポリと協演したCDがあるけれど

その時よりもパワフルに仕上がっているように感じた。

シャハム、エッティンガーは互いに鼓舞しあって熱く強い音楽を作り上げ

精神性と外面的な要素が噛み合って、聴く者を捉えて離さない演奏に仕上がっている。

ベートーヴェンはオーソドックスに真っ向勝負。

IPOのメンバーのソリストとしての力量にも感心させられた。

熱くなりたい人におすすめの一枚。

ちなみにDVDカバーのシャハムの綴りが

私の買ったものは「Shacham 」と誤植されていて

いつかプレミアが付くかな〜と期待している。（笑）

　画質がよくDVDの醍醐味がある。「エグモント序曲」や、ブラームスのヴァイオリン協奏曲も良い。

　がなんといっても「新世界から」が良い。カラヤン時代とはすっかり顔が変わった若いベルリン･フィルメンバーの気迫にあふれている。アバドは病み上がり気味だが、一生懸命指揮している。

　アンコールまでちゃんと入って、コンサートの一部始終を記録しているのにも好感がもてる。CDに比べるとやや割高だが、その分収録時間も長いし綺麗な画質で綺麗な音楽を聴きたいなら損はしないでしょう。

チャイコフスキーとシベリウスのヴァイオリン協奏曲でジョゼッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団との共演です。
同じ共演でチャイコフスキーとメンデルスゾーンの協奏曲もありますが、断然、こちらがお勧めです。
最も、私の好みであり、メンデルスゾーンの協奏曲を聴きたという方は別です。ただ、チャイコフスキーが被ってしまうので、
どちらにしようと思ったら、両方聴いた経験上、やはり、こちらかなと思います。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲は大好きなので、私にとって最高の１枚を探していたので、古今東西色んな演奏家のＣＤを聴きました。
やっと巡り会えたという感じです。音が綺麗で、とても良く響いており、オーケストラとのバランスが抜群です。
特に、チャイコフスキーもそうですが、第一楽章最後のカデンツァの部分は、何度もそこの部分だけ聞き返してしまうほど、本当にハマってしまいます。
兎に角、言葉では表現出来ない、１回聴いて下さいって感じです。
このＣＤに出会う前まではチョン・キョンファのシベリウスが私的には一番好きだったのですが、何か納得いかないような、
録音のせいか、音が小さくてヴァイオリンのパートの部分は音量を上げないとダメなくらい、オーケストラとのバ
ランスが悪かったのです。
チャイコフスキーもまた、私にとってベストの１枚！最初から最後まで、兎に角聴く人を飽きさせない。
聴き終わった後の満足感が半端ないです