当時の衣装や背景が完璧に再現されており、落ち着いた色調が美しく、本当に惚れ惚れしてしまうぐらい、きれいな映像でした。冒頭の郎党同士の喧嘩の場面から、ヴェローナの街並みや、貴族の屋敷の美しさに圧倒されました。モンタギュー派は青と緑と紫、キャピュレット派は赤と黄色、この色彩が入り乱れる喧嘩の場面やパーティーは本当にきれいで、映像に引きつけられます!
もちろん、きれいなのは映像だけではありません。ひたむきで一途なロミオを演じた爽やかなレナード・ホワイティング、そして可憐で情熱的なジュリエットを演じたオリヴィア・ハッセー。当時まだ16歳と15歳だった2人は、まさに原作のロミオとジュリエットとほぼ同じ年齢。若さゆえに情熱的で儚い恋を、みずみずしくて脆い青春を全身全霊で見せてくれた、そんな作品です。
グレン・ウエストンが歌う『愛のテーマ』には参りました。ニーノ・ロータが織り成すあまりにも切なくて甘やかな旋律に、胸をしめつけられるような思いがしました。「どうやって2人は出会うんだろう」と楽しみにしていた私は、思わず鳥肌が立ってしまいました。やられた!と、心から思った瞬間でした。本当に、シェークスピアの原作をこれほどの映画に
仕上げたゼッフィレッリ監督に、心から感服するばかりです。
あまりにも有名なこの作品。
展開は知っているけれど、ロミオやジュリエットが
どんな風に話すのか、周りの人間がどんな人物像なのか、
知らないこともたくさんあって、
わかっていながら案外楽しめたと思う。
特に、ジュリエットの父が、彼女の結婚を勝手に決め、
彼女が断る場面が面白い。
父の取り乱しようときたらない。
あそこまで子供みたいに怒るとは、
まさしく子供の様。
母の冷たさもさることながら。。
結局は自分たちに悲劇が降りかかってくる。
ロミオとジュリエットは、彼らに反省を促すための
駒にすぎなかったのかもしれません。
また別の
シェイクスピア作品を読んでみたいと思った。
御年36歳のレオ様。
すっかり恰幅がよくなり、貫禄がついてしまった彼だけど、
「太陽と月に背いて」「バスケットボールダイ
アリーズ」
「ロミオ&ジュリエット」の頃のレオは超絶美しかった…!
当時は無名に近かったバズ・ラーマン監督が、
古典の名作「ロミオとジュリエット」を
彼特有の極彩色な世界に染め上げ、
全く新しい現代劇として世に送り出した時は、
賛否両論いろいろな意見があったことを覚えています。
でも、私はその独特な世界にすっかり魅了されてしまいました。
人によっては、けばけばしく感じるかもしれないほど
色鮮やかな世界で、ひと際、眩しいほどの輝きを放つレオ。
ブルーレイだと、彼の澄み切ったブルーの目がさらに輝きを増し、
あまりの美しさに画面から目を離せなくなります。
共演のクレア・デーンズも可憐で、
天使の羽をつけた姿は同性ながらうっとりしてしまうほど。
水槽でロミオとジュリエットが出会うシーン、
黄金のエレベーターで交わすキスシーン、
プールでの戯れ、喜びに満ち溢れた初夜、
そして悲しい最後を迎える教会の祭壇のシーン…。
この映画には本当にため息がでるほど美しいシーンが
これでもか!というほど満ち溢れています。
ブルーレイだとそれらがさらに美しく、
よくぞこんなに美しい映画を作ってくれたと、
バズ・ラーマンをハグしたい気持ちに駆られてしまいます。
確実に、DVDではなくブルーレイで見てほしい、
すばらしい作品です。
映画がいちばん好きだったころの気持ちを思い出しました。
CD一枚で、
シェイクスピアの全作品、違う訳者まで味わえるので、すばらしいです。
それまでは本を購入していましたが、場所取るし、お金もかかるし・・。
もちろん本で読みたいものもあるので、それは置いておいて、あとはCDで読むことにしました。
祖父が
シェイクスピア作品の翻訳をしていて、
それも読むことができたので、とてもよかったです。
最初に見つけたのも、祖父の家。
こんなものがあるのかーと。
でも、祖父はパソコンがないので、家においてあるだけ(笑)
高価なものなので、欲しいともいえず、買いましたw
ほんと買ってよかったです。
読む訳者はほぼ決まっていますが、時間の余裕ができたら、
ほかのも読んで比較してみたいです。