休日、ギターを練習していると、娘に、ギターはしないの!と叱られる。
ギター=かまってくれない、という構図に批判的なのだ。
2歳3ヶ月の娘は、保育園でいろいろ歌を覚えてくる。
こういう歌をやれば、ギターを弾くことも許されるのではないかと期待して、本書を買った。
本書の特色は、とにかく曲数が多いのとバラエティに富んでいること。
「ゆりかごの歌」「バラが咲いた」などの愛唱系から、
「できるかな」「ぐるぐるどっかーん!」(ちょっと古いか)「なんとか戦隊の歌」等々。
おおきなた〜ま〜ご〜♪
は、残念ながら未収録。
(この歌は、おそろしくバリエーションがあるらしい…)
楽譜に記入されているコードはいたってシンプルなオープンコード系。
ごくたまにオーグメントなど出てくるが、ほとんどは、7Thか6thどまり。
ギターでもピアノでもいける。
ギター用のコードダイアグラムはない。
ただ、フルコードで弾いてしまうと、ちょっと不自然になる場合がある。
2音か3音程度の省略形がよい。
B♭がキーの曲が結構多い。
トランペットやテナーサックスにはぴったりかもしれないが、ギターの場合、運指を快適にするべく、移調もありか。
歌いながら弾くときは、小細工はないほうが、むしろ勢いがあってよいだろう。
ただ、オープンコードばっかりではつまんないので、
スローな曲では、ちょっとテンションを加えたり、ツーファイブなどで進行感を出すとドラマチックになると思う。
基本コードが明示されているから、アレンジは逆に自由。
広く人口に膾炙した曲の場合、歌詞やメロディは、人によって記憶が微妙に違っていたりするだろう。
本書のコード進行も、しっくりこないような場合もある。
ユーチューブなどで原曲を検証するのも一方だが、自分でやりやすいように適当にアレンジしてよいと思う。
ただ、親としては、その歌詞やメロディをこどもが覚えて外で歌う可能性を考慮しなければならない。
どうでもよい点だが、装丁の雰囲気が昭和テイスト。
映像と文字が一緒に出てくるのでスペルも覚えられます。音楽に乗って進んでいくので聞いているだけでも楽しめると思います。あと、いろいろなキャラクターが出てくるのでdisneyファンの大人でもいいかなと思います。ただ
英語歴のあるお子さんにはちょっと簡単かもしれません。