「和ちゃんが死んだ、和ちゃんが死んだーっ」私は、その場に立ち尽くして大声で叫んだ。そのフレーズのみのを何度も何度も繰り返しながら...。この時、この場所が新たな人生のターニングポイントになるのだが、それは後で気づく事になる。知らない場所で母親とはぐれて、小さな子供が不安から泣きじゃくる姿。そんな光景を想像してもらえればと思う。それをアラ還バージョンに切り替えて。
私はショートスティへの怒りで憤懣してはいたが、どのような状況下で和ちゃんが旅立ったのか?それがとても気になっていた。私の腕の中で逝かせてやることができなかった。「なぜ、旅立ちが今日だったんだ?」...流したい放題涙を流した。心では、いかにショートスティ先の責任を問うてやろうか、そればかりが和ちゃんを失って岐路に向かう最中で、自分自身が踏ん張れる支えになっていた...
介護職として、もっとも嫌なタイプの介護者家族の姿がこの本の中にあふれていてゾッとした。できればそっと他の施設に移ってほしい危険な介護者家族のパターン。でも、なぜ作者の周りには彼を応援する人たちがいるのか?一緒に涙をかみしめてくれる他人が彼を見放さないのか?利用者が逝ってから半日以上もたつ深夜、一人もショートスティ先の職員が帰らずに息子さんがやってくるのを待っていた?ありえない...”和ちゃんを振り返る会”の写真の
スタッフの晴れやかな表情はなぜ?
沢山のなぜに押されて二度も読み返してみた。「あんたはなぁ、これから伸びるから頑張るんよぅ」三十を過ぎて母に金を無心する息子に母が掛けた言葉。これだなぁと思った。正直すぎて、不器用で、理屈ではない作者の人間臭さに人は魂を揺さ振られてしまうのだと気づいた。彼の撮る、彼にしか撮れない介護現場の写真がふんだんにみられないことが惜しい本だけれど、エグイ本だと感じた。
以前、薬局で購入したのは厚手だったので、夏は暑くて装着できなかったのですが、これは生地が
メッシュなので涼しい。薄くて靴を履いても違和感なし。価格は少し高いかも知れないけど、外反母趾の人にはありがたい商品。骨が突出している部分にパットも付いているので、たくさん歩いても痛みを感じなかった。Mサイズは小さいかなあ?と、思ったけど、24cmの私でもぴったりでした。洗濯するのであと数個は欲しい。