こういった特集は、どんな雑誌でも結構頻繁に見ますが、 編集部ごとの個性が出るのでついつい買ってしまいます。
POPEYEでは、機能的に優れているものや、ニヤリと笑えるものが多く、 それらがカテゴリごとに分かれて、誌面に盛り盛りでレイアウトされているので、 パラパラとめくっているだけでワクワクします。
テキストが独特のノリなので(ちょっとエッセイ調)苦手な人は苦手かも。
デザインはかわいいです。 底板は無しです。 外側の両サイドポケットと前ポケットも無しです。 参考までに。
鬼才ロバートアルトマンがやや不調時に何を思ったか自身の作風とはまるでかみ合わないポパイを実写映画化し、案の定大コケしてさらに不調になったことで知られる作品。 誰でも知っている超有名キャラの金のかかった実写化でポパイに扮しているのはブレイク前のロビンウィリアムスと豪華なのにDVD化もされていない超マイナー作品となっている。 1989年にゴールデン洋画劇場で1度だけ放送されており、それ以降、どこの局でも放送していないのではないか。 今から思うと最近のアメコミの実写化作品の先駆け的存在と言えるかもしれないが、ちょっと違う気もするな・・・。 アルトマンらしからぬストレートな娯楽作で、海を使ったシーンが楽しい。いまいち対象年齢が掴みかねる作品だが、見ればそれなりに楽しめる作品である。
10代から30代までをターゲットにファッション雑誌として発行されている男性向け月刊誌ですが、主軸にファッションをあげなかがら生き方そのものの流行をあげているのが最近のポパイでは顕著です。特に雑誌形態がより硬い素材での表紙になってからその傾向が強まり、全体で洋服が締める割合が減り、ことなるカルチャーに目を特集することが多くなりました。「東京」というのは日本においての中心であるので、流行の出発点でもあります。どのような洋服を着飾るかだけでなく、どのような本を読むか、映画を見るか、外面だけでなく内面のファッションまで読者の視点と意識とを向けるように運んでいるのは本当に偉い。過去に忘れ去られた音源がクールに見え始めたというのもあるかもしれませんが、レコードやカセットが価値を持ったアイテムになっているのは面白いですね。あらゆる手法、表現が試されていた古いフィルムには名作が多いので、そうい作品を紹介しながら現在最も革新的だと思われる哲学書などを紹介しているのも良い。坂口恭平などの存在は建築畑から出発していますが、彼らの思考はよくもわるくも刺激です。まあ、彼が寄せているのはエッセイですが、一つの入り口にはなるはず。どのような服を着るべきから、どのような生き方をするべきかに方向を変えたポパイにあって、「東京」というテーマのこの一冊は10〜30代にとっての日本の中心点を読むという意味でも必読で、また、同じ意味合いでブルータスの「東京」も読んでみると面白いかもしれません。
アーケードにゲーム&ウォッチなど、任天堂はポパイのゲームを量産してきたまたが、ファミコン版がある意味終着地点でしょう。
全3ステージの固定画面のゲームでループモノです。
画面上のオリーブの投げるハート等の不規則な動きで落下してくるアイテムを、プルートの妨害をかわしつつひたすら取るだけのゲームです。 ほうれん草は1ステージ一回だけブルートを倒せるアイテムです。パックマンのパワーエサのような存在ですね。 画面下は海になっており、アイテムがおぼれてもワンミスになるといった、オリーブとポパイの愛を描いた感動巨編。 世代でない人には、よくわからないゲームだと思いますけどね。
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