「愛はかげろうのように」がやはり聴きどころ。ラジオで途中から聞いた時、カレン・カーペンターが歌っているのかと思いました。シャーリーだったのですね。御免なさいシャーリーさん。
ソーシャルメディアを扱うとき、プロモーション活動の一部に縮小して扱う本と、過去のビジネス戦略思考を全面否定して
ソーシャルメディアだけでビジネス戦略全体を組み立てられるごときを主張する本の二極分化です。実務上はこのどちらも有効さを証明できているとは言いがたいのが現状です。この本は今までの企業活動(主に大企業向け)の戦略に組み込むための冷静な視点があるのが優れた点です。特に、第二部「オープン戦略を立てる」の内容が評価でき、
ソーシャルメディア関連、マーケティング関連の実務者であれば購入する価値ありと判断します。
ただ、細部にずさんさがあります。それほど目くじら立てるほどでもないですが、例えば第三部「「オープン・リーダーシップ」P227-229にかけてのオープン・リーダーの適性評価テストですが、これって、中心点は2.0ではなく2.5が正しいという、あまりにも初歩的なミスがあったりします。ちょっと信頼性を失いますね。ありがちだけど・・・(苦笑)