笑っていいともの放送が終了したため、書店にタモリ関連書籍が並んでいたので買いました。他の本も読みましたが、これが一番面白かったです。土地をキーワードに、時系列でタモリという異能のスターの足跡、その時代がまとめられています。よくこれだけ調べたな、と驚嘆するほどで、著者はかなりのマニアなんだと思いました。そうじゃないと書けない熱を感じます。
かといって、難しくないのがよかった。芸能・テレビ・
ジャズやラジオに関する予備知識がなくても、楽しく読めました。
前作の「タモリ」ほどインパクト・面白みは欠けますが、しかしそこはタモリ氏、これはこれでまた違うタモリワールドが展開されております。前作は一個一個に個性的なネタが繰り広げられていましたが、これは一枚で一個のネタとして、連続で聴き続けると面白さがわかります。なんにせよ、タモリ氏が不世出の天才芸人であることがよくわかる一枚です。こちらも 見つけたら買ってね。