オーストリアのシンフォニックメタルバンドの7th。このバンド、1stから全くと言っていいほど路線は不変。着実に構成美を身につけてはいるが唐突な進化などはなく、今回も従来通りのゆったりした歌メロをソプラノVoで奏でる。若干壮大になったサウンドはシンセオーケストレイションはいいがメタルというにはやはり軽いし、1作でいいからナイトウィッシュやエピカのような鬼気迫る緊迫感のある作品が欲しい"
オーストリアのシンフォニックメタル、エデンブリッジの2013年作
2000年にデビューしてからコンスタントにクオリティの高いフィメールメタル作品を出し続け、
8作目となる本作も、シンフォニックなアレンジとサビーネ嬢の美しい歌声で聴かせる、
その優美なるサウンドは不変。適度にヘヴィなギターとオーケストラルな優雅さのバランスも見事で
エデブリ節というべきキャッチーかつ流麗なメロディの流れは、まさに円熟の安定感であろう。
反面、これだというインパクトや新鮮味は薄いのだが、ファンならば安心して楽しめる好作だ。