ゲーム発売当初、ゲーム雑誌などで攻略記事こそはあったものの、本としては唯一のガイド本。
画面写真が見にくい(小さく暗い)、ページ数の割に値段が高い、というマイナス面もありますが、それでも高評価を付ける理由は、ゲームをプレイしただけでは解らない情報が載っているということ!
ガイド本としては、各ステージごとに、攻略ポイントやスコアアップのコツが掲載。
また、欄外には敵の情報(名前やどういう武器・生物なのか)の記載があり、なかなかコアな情報もあります。
そして、特筆すべきは、サキとアイランの出会いや、なぜ彼らが闘うことになったのか? などの詳細な裏設定に設定画が掲載。さらにはトレジャーと任天堂の
スタッフの方々のインタビュー記事もあり、記事によれば続編の構想もあったらしいとのこと。
出版から年月が経っているので入手は難しいと思いますが、現在も任天堂公式サイトに残っている物とは別のデータが載っているので(欲を言うとこの情報も載っていて欲しかった)、このゲームにハマり興味を持っている方には一見の価値があるかと思います。
基本的に前作と同じゲームシステムのままで
Wiiリモコンでポインタ操作(レスポンス良し)ができるので
考えている通りに素早く攻撃できるのは爽快だ。
グラフィックが格段に向上した。とはいえ
滑らかに動くことを最重要としている為、ある程度グラは犠牲になっている。
格段に向上したのは「64の頃と比べると…」という意味でだ。
グラの向上に合わせ、視点もよく動き、結果、弾の当り判定がわかりにくい。
しかし敵の攻撃、弾の判定を覚えていくことはシューティングの常であり
これは悪い部分では無いと私は考える。
1点だけ、どうしても気になる点がある。
前作には無かったホバーという能力で
空中を自由に飛びまわれる仕様になっているのだが
地面がある時はホバーはできないようにしてほしかった。
そうでないと地面があろうがなかろうが、常にホバーで浮いていることになる。
ホバー+ダッシュ無敵が強く、地面があるステージでも地面で戦う必要がない。
あと、細かい部分だが「ゲット
ボーナス!」の声が無くなり
アイテムを取った時も何点入っているのかわかりにくく全体的に地味。
登場人物のセリフは完全に日本語音声になってしまった。
前作のように
英語音声に日本語字幕が出るのが私は好きだったので
個人的にはこれらも残念な点。
とはいえシステム面で気になるのはホバーのことぐらいで
名作だった64版の紛れも無い続編であり
前作ファンには強くオススメしたい。
昨日コテンパンにやられたボスに
今日は良い勝負となり、あと一回、もう一回と
やっているうちに倒せるようになる。
自分が上手くなっていることを感じることのできる
今ではもう数少ない本物の「ゲーム」だ。