皆さんのコメントを呼んでてレビューしたくなりました。
さすが、ホルモンは賛否両論と言うのが巻き起こりやすいバンドだなと思いました。
まず最初に前回の「爪爪爪」と「ぶっ生き返す」で大幅にファンが増えたことで俗に言う単純に「重い音」が好きでホルモンの音楽性の根底にあるものを理解していない「にわか」ファンの大半が今回のシングルの「否」側に回っていると思います。そういう音を求めている方は、亮君がたまに名前を出す「converge」などのカオティックハードコアや「cannibal corpse」などのエログロ系ゴア・デスメタルを聴くことをおススメしますのでそちらだけ聴いてて欲しいです。
ある意味今回初めて発売前に曲名と内容をホームページに載せて聞く前に視聴者に曲調を期待させて外させるもう一つの亮君からの「釣り」だったのかもw
前置きが長くなりましたが、曲の感想です。
1.鬱くしき人々のうた
歌詞だけ先に読むとものすごく暗いんですが、これをサビが心地よいメロディックハードコア(断じてメロコアでは無い!)に乗っていて非常に入り込みやすい(これを「期待はずれ?」と捕らえる人がいる)。亮君がこの曲を書くことでつらかった鬱状態から「一抜けた」と言っている様に、終盤の歌詞に「0.5」程度の、鬱病の人たちへ、または自分に対するメッセージがこめられていて、「ぶっ生き返す」第3弾でもあると思います。
「目で」聴き終わったあとにぐっと来るものがあります。
2.maximum the hormone
歌詞に関しては、言うまでも無く全てがホルモンです。中には、インディーズアルバム「鳳」の曲やシングルのカッ
プリングなどからの歌詞などコアなファンが喜ぶところもポイントです(僕的にはWxHxUの歌詞も入れて欲しかったけど売れてますもんねw)。僕はこれじゃないかなーと思ってたんですが、やはり「爪爪爪」時に出来ていた、幻の4曲目だそうです。盛りだくさん過ぎたからあたためていたみたいです。(当時ブラフマンのTOSHI-LOWに「いい曲がありますよあげますか?」と言っていましたw)
単調だと言っている方は、是非自分の部屋で「左回りで」モッシュしてみてください。この曲がどれだけライブ映えするか、腹ペコたちにどうノッて欲しくて亮君が考えているかが分かります。個人的に「葬れ仇〜」「喰っちゃ寝〜」の部分からの爆発力がマッドカプセルマーケッツの「TRIBE」を彷彿させ、あの頃初めて聴いた時のようにアドレナリンが出ました(上ちゃんのタッピングに脱帽!)。とにかくライブで聴いて暴れたくなる曲でもあり、代表曲になりうる曲です。
3.my girl
他の方のレビューどおりぶっ飛んでますwww後半は一瞬耳を疑いますwそして大爆笑w以前に音無しで公開された
スタッフのリアクションと一緒に見ながら聴くと面白さ倍増ですwでもこの曲の本質は解説の通り「一途な」ラブソングですw
曲調は「チューチューラブリー・・・」のテンポダウンを想像するといいと思います。個人的にはサビは絶対zebraheadを意識してるなーと思いました。また、この曲に亮君の歌詞の発音に対する拘りの凄さを改めて感じました。(「先っぽに〜」「バーゲン代〜」など)
以上、何十回も聴いた上で書いたレビューです。未だにヘビロテしています。これを参考にこのCDを手にするかしないかの判断の手助けになればと思います。
私自身、精神科ではないが医師であり、うつで休職中である。過酷な労働環境が悪かったのか、私の心が折れたのが悪かったのか、いまだにわからない。その意味において、自責と他責の境界は曖昧である。それでも著者の論理からすると私は丁度、30代のうつにあてはまる。
うつで休職した人は、休職中、ずっと家に閉じこもっていなければいけないのだろうか。
最底辺から脱し、負のスパイラルから脱し、少しずつ明るさを取り戻そうと、趣味に接することで以前の自分を取り戻そうとする努力。古くからの友人達と談笑し、元気な頃の自分を取り戻そうとする努力。結局気晴らしにすらならないこともあるが、うつ患者はできる範囲で、努力している。しかし著者はそれら全ての努力を否定し、”甘え”と言い切る。
さんざこきおろされた感で苦笑してしまったが、文末で”30代のうつに対しての独特な治療体系を確立すべし”ととってつけたようにフォローされたのには参った。それが本音ならこのような扇情的な
タイトルにはならないだろう。建前よりもあまりにも見えすぎるいち精神科医の本音を綴ったこの本が医師の本音として流布されると、患者は医師にすら本当のことを言えなくなるのでは?