Spenser Novels #7/39(1980)。 今回の依頼は、誘拐同様の手口で元夫に連れ去られた息子を奪還すること。しかしそのPaul(15)は両親から離婚訴訟の「コマ」としか認識されておらず、なにも考えない無気力な生活を送るのみだった。
本シリーズにはこれまで、Terry Orchard, Kevin Bartlett, Linda Rabb(広義において), Millie Shepardといった両親にネグレクトされた子供たちが登場している(表記こそないが、"Katherine", Rachel Wallaceも疑わしい)。本作のPaul Giacominもその一人だが心の傷はより深く、思考を停止することで現実から目を背けようとしていた。
おなかが減っている人には魚をあげるのではなく、お互いにとってめんどうなことではあるけれどその釣り方を教えなければならない、とばかりにSpenser父さんがいかにもらしい「釣り方」をPaulに伝授していくシーンが印象的(あまりのお節介振りにSuzeが怒るのも無理はない、とは思うけれど)。Hawkのピンポイントでの活躍も見逃せない。
本書は、ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版用のドラゴンの解説書であり、ドラゴンをより積極的に冒険に導入するためのガイドブックです。
D&D3.5版にも同じ
タイトルのサプリメントがありましたが、それに比べると、よりゲームに導入しやすくなっていると思われます。
まず、題材を敵として出やすいクロマティックドラゴン(色彩竜)に絞り、新しいクロマティックドラゴンや亜種のデータを追加しています。それに加えて、すぐに使えるドラゴンのねぐらや、様々なレベルに対応したサンプル遭遇、宝物のサンプルなどが用意され、ゲームツール的には、ドラゴンをテーマにした遭遇集という趣があります。
解説書としても、ドラゴンの起源から生態、解剖学的な所見、信仰などの社会的な解説のみならず、各種のドラゴンを描いて、より魅力的なドラゴンを演出する助けになるでしょう。
さらに、紹介されているアシャーダロンや、カイアン・ブラッドベインなどのD&D世界において名前が轟く特に強力なドラゴンに関しては、その戦歴、その存在自体がキャンペーンのテーマやバックグラウンドになり得るだけのポテンシャルを秘めています。
単なるモンスターとしての位置づけにとどまらず、冒険のテーマとなり得るだけの魅力を持ったドラゴン、その魅力を引き出すために有益なサプリメントです。
2003年9月に亡くなったロバート パーマーというと、Addicted to LoveやSome Like It Hotのヒットによりハード ロック系の歌手というイメージが強いかもしれないが、本作はそれに留まらないパーマーの多様な音楽性を知るのに好都合である。北アフリカのJujuというスタイルのPrideや、他人の曲を編曲したEvery Kinda Peopleでは、スティール ドラムを効果的に使用して軽妙な味を出している。また、Sweet LiesのようにAOR的な感触の曲もある。スムーズだが多少苦味のあるパーマーの声が魅力的だ。歌詞カードに書かれたパーマーの説明によると、パーマーは本作のうちの何曲かはオリジナルのミックスに不満で(特にアルバムSecretsのミクサーをこき下ろしている)、本作でリミックスしている。従って、初めてパーマーを聴く人にも、既にファンであるひとにとっても必聴の一枚と言えるだろう。Vol 2もおすすめ。
全体的に地味なメニューが多いですが、それぞれの素材が最高に生かされた、調味料での味付けが紹介されています。それだけでなくお料理の苦手な、又無知な私の種々の疑問や不安を取り除いてくれる優しい言葉が嬉しいです。