今のドラマではもう見られなくなった甘酸っぱい青春物です。先生と生徒の男同士の「友情」がメインテーマですが、優等生と劣等生の恋、先生と生徒の禁断の恋?、などなど、ほほ笑みながら見てしまう名作です。当時中学生だった私は、「こんな高校生活をおくりたい」、そう夢見て放課後毎日ダッシュで帰宅し、夕方放送の再放送を見てました。テレビの前にカセットデッキを置いて「録音」し、夜中も布団の中で聞いてました。今でも実家の押し入れの奥にそのテープは存在していると思います。特に第6話の「生徒の恋をこわして それでも先公か!」の井上順一のセリフは20年以上経った今もなお覚えています。それがDVDで帰ってくるとは感激です。
このアルバムの
タイトルを見た時「あぁ、また学園ドラマ主題歌のオムニバスか・・・」と思いました。
でもよく見ると、
ジャケットは「ゆうひが丘の総理大臣」!
「そうかぁ・・・やっぱり総理は学園ドラマの代表作なんだなぁ・・・でも、総理って所謂、熱血先生っていう感じでもないような・・・なんかもっといい加減で、自然体で、バカっぽくて・・・そのあたりがそれまでの青春ドラマの先生と違って好きだったんだけど・・・」
そんなことを思いながら曲目リストを見て、私は驚きました!
収録されている曲の半数近くが「総理」関連の曲なんです!
主題歌は勿論、挿入歌も井上純一の曲を除く全ての曲が収録されています。
そして何よりも最大の驚きは、今回初CD化となったインストの3曲でした。
3曲の内、2曲は「青春ド真中」のために書かれた曲ですが、「総理」にも使われているファンなら馴染み深い曲です。
私はこの3曲を聴くためにこのCDを買いました(笑)
ちなみにこれらのインスト曲はバップの「ミュージックファイルシリーズ」で既にCD化されていますが、今回収録されているのはドラマの放送当時に発売されたステレオ録音版です。
ここからは、私の推測ですが、このCDは本当はこんな中途半端なオムニバスではなく「青春ド真ん中」と「ゆうひが丘の総理大臣」に絞って、放送当時に発売された曲をすべて網羅したアルバムにするのが理想だったのではないでしょうか?
いつの日か「青春ド真中」のサントラ盤と「マン・テ・ラレコードゆうひが丘の総理大臣」がCD化されることを願っております。
念願の『飛び出せ!青春』をブルーレイで手に入れ、一気に見て以来「やっぱりこっちも押さえとくか…。」という想いが日に日に強くなり、たまたまおサイフの方も余裕があったのをいいことに、同じ太陽学園が舞台で、
スタッフや助演陣がほぼ同じ、この『われら青春!』も行ってみっか、ということになった。
オレは小4で本放映を見ているのだが記憶がほとんどなく、再放送も少なかったため、実に新鮮な気持ちで見ることができた。
見ていて強く感じたのは、同じ基本設定でも“何か新しいもの”を生み出そうという
スタッフたちの心意気だ。
キャラ設定や筋の運びがやや古風な印象だとか、女生徒たちのルックスがどうもグッと来ないとか、そういった部分は気になったものの、安易な二番煎じに走ることなく、まるで
香港コメディー映画のようにハイテンションな世界が展開し(教頭(穂積隆信)と塚本先生(柳生博)、このコンビのエスカレートぶりにも注目!)、なおかつしっかりと泣かせる要素も入れてくれている。
そして『青春とはなんだ』以来、このシリーズの重要な挿入歌である「貴様と俺」がBGMや応援歌として多用される一方、じっくり見ていると、この翌年始まる『俺たちの旅』につながるエッセンスもあったりして、これが日曜夜8時の日テレ青春学園ドラマシリーズの“結論”―結果として、ひとまずのシリーズ最終作となったが…―であるような印象も受ける。
DVDのマスターを流用したという画質はなかなか良好。音質は『飛び出せ!』のようにクリアではなく、“昔のドラマ”らしく、こもっている。音声カットは沖田先生のあだ名のみ。映像特典はなし。
それにしても、岡田プロデューサーの当初の構想通り、もし松田優作が主役の先生を演じていたら、果たしてどんな表情をみせ、どんなドラマに仕上がっていたか。想像しながらこの『われら青春!』を見るのも一興かもしれない。
小六禮次郎(ころくれいじろう)の感動的な傑作曲がCD発売され感無量
残念なのは収録できる時間がありながらLP収録の、めぐり逢い 3:09 、自由の
サンバ 3:39 の2曲がCD収録されていないこと
でも、修学院高校の情景、さまよう青春、今日も下宿に朝が来る、にぎやかな通学路、涙から始まる希望、せつなさ持て余す午後、がCDでは聴ける
それにしても青春ドラマの作曲で小六禮次郎を超える作曲家は未だ現われてない
青春ド真ん中!、夕陽が丘の総理大臣、この2CDで小六禮次郎の感動を呼覚ます楽曲の才能は本当に絶頂期だ
ぜひ多くの”青春好き”な人達に聴いて欲しい