以前から画質の問題を言われていたソフトが
やっと「スクイース&DTS」で甦りました。
船内や海中の暗いシーンが多いので
旧版はノイズとレターボックスの解像度不足に泣かされました。
「アドバンスト・コレクターズ・エディション」になり
場面によっては、まだ不満もあるシーンもありますが
全体的には向上しています。
プロジェクター等でみる人は、特に違いがハッキリしそうです。
音が重要な要素のこの映画。DTSになり
ソナー音、船内の音、ソビエトとアメリカ
潜水艦の
スクリュー音の違い、魚雷等がより
鮮明にハッキリ聞こえてきます。
ウーハーをしっかり調整すれば、巨大
潜水艦の重量感が
より伝わってくるでしょう。
内容はいまだと、状勢が変わっているので
古く思える点もありますが、大人の娯楽作としては上出来。
キャストも豪華で、アレックボールドウィンも
アナリスト・ライアンを手堅く演じています。
このゲームはナメられている、それが私には不満だ。はたしてシューティングゲームに求められるのはスピーディーな爽快感だけなのか?いや、違う。この「レッドオクトーバーを追え」がそれを証明してくれている。つまり、
潜水艦という極めて小回りの効かない兵器を操る特異な感覚、それ自体がプレイヤーを普段見慣れたありきたりな日常から解き放つ、いや正確には重く緊張をはらんだ海底戦闘の戦慄へといざなってくれるのだ。幸いこのゲームは水の抵抗を意識的に再現することに成功している。プレイヤーは適度な不自由さと、それを優秀な艦長として乗り越える、楽しげな「水中」感覚を味わうことができるだろう。もちろん「砲撃」という海戦ならではのスリリングな体験も3D面でぬかりなく押さえてあるし、巨大ダコとの死闘という
潜水艦愛好者が夢見るツボ(いわゆるタコツボ)も深海水圧なみに押さえているから嬉しい。ただし、映画や原作は我々の任務とは別の任務だ。
トム=クランシーの「ライアン」シリーズは、いわゆる冷戦が終わってしまったことで、その「迫真性」を失わせてしまった。最後は、「日米開戦」にまで進んで、ライアンがアメリカ大統領になるところで終わる。
この作品の原作は、まだ、東西冷戦構造が残っているときにかかれたもので、厚い文庫2冊を一気読みさせる迫真性があった。
映画化は、時期からすると、少し、時代遅れになってしまった感じがするが、それでも、充分な真実味を伝えてくれる。
毎度、原作を読んでから映画化された場合に感じるのだが、映画化するに当たって、原作の瑣末ではあるけれど、後に充分意味を持つさりげない記述が、省略される場合が多く、そのために、「深み」に欠ける印象がある。
今作品にもその傾向があるが、しかし、充分に鑑賞に堪えられると思う。
昔の角川映画のキャッチフレーズではないが「見てから読むか、読んでから見るか」で言うならば、僕はこの作品は、見てから読んだ方がいいと思う。
本作は1984年の作品である。ライアンは、CIAアナリスト。
なお、ソ連の
潜水艦の静音性能が向上した原因と騒がれた東芝機械ココム違反事件は1987年である。
悲しいかな、ジャック・ライアンシリーズのような珠玉の作品群ですら、Amazonでは新品が入手できない。
このまま歴史の中に埋もれてしまうかと思うと本当に残念である。
出版社は、こういう本を本屋でいつでも手に取れるようにしておこうとか思わないのだろうか。
大西洋に展開するソビエトの
潜水艦がある時点(マルコ・ラミウスの手紙)を境に、米本土西海岸を向けて移動を始める。その意図を巡って、米ソの思惑が交錯する。
緻密に構築されたストーリーであり、見所を切り出す意味はあまりないかもしれないが、個人的に印象的なのは、こんなところであろうか。
現代の
潜水艦戦(隠れるミサイル原潜と
探知する攻撃型原潜)は、コンピューターを使ったソナー解析技術の戦いであるということだ。
潜水艦自体に備えられたもの以外に高性能ソナーを曳航しており、各艦の艦長
探知を逃れる繰艦でつばぜり合いをし、ソナー担当官は
探知にしのぎを削っており、ソ連の
潜水艦が追尾から逃れるためにする緊急旋回を「クレイジー・アイヴァン」と名付けているようなシーンが出てくる。
あと、超一流の人材が集う統合参謀本部で、闊達な議論が行われ、直ちに方針が実効に移されるといったように有効に機能している点も見所の一つ。
もう一つは、米西海岸を目指す、ソ連艦艇を威嚇するシーンであろう。F14対ヤク36フォージャーの偶発的な戦争が発生しそうなすれすれのシーンが展開される。
最後の、
アルファ級原潜対レッド・オクトーバーの肉弾戦のシーンも見逃せない。決断力に勝るもののみが勝利を収めるということだ。
以前から画質の問題を言われていたソフトが
やっと「スクイース&DTS」で甦りました。
船内や海中の暗いシーンが多いので
旧版はノイズとレターボックスの解像度不足に泣かされました。
「アドバンスト・コレクターズ・エディション」になり
場面によっては、まだ不満もあるシーンもありますが
全体的には向上しています。
プロジェクター等でみる人は、特に違いがハッキリしそうです。
音が重要な要素のこの映画。DTSになり
ソナー音、船内の音、ソビエトとアメリカ
潜水艦の
スクリュー音の違い、魚雷等がより
鮮明にハッキリ聞こえてきます。
ウーハーをしっかり調整すれば、巨大
潜水艦の重量感が
より伝わってくるでしょう。
内容はいまだと、状勢が変わっているので
古く思える点もありますが、大人の娯楽作としては上出来。
キャストも豪華で、アレックボールドウィンも
アナリスト・ライアンを手堅く演じています。