すーちゃん推しなら売り切れる前にひとつ買っておきましょう。
もちろん、この安い納得価格のうちにです。
内容は他のメンバーカレンダーと同様で酷評から逃れる事は出来ませんが
ツインテール時代のすーちゃんが一年間、机の上で微笑んでくれます。
いちばん立派なのは中身よりも高級厚紙製の枠です。
机の上に立て掛ける他に壁にも吊り下げられる様になっています。
ネット上でいくらでも可愛い写真が手に入るので
自分で
プリントアウトして写真部分だけ差し替えるのも吉です。
戸川純からの影響を感じさせるボーカル(ピアノとアコーディオンも担当)yukaさんと、Caccinicaでもヴァイオリニストを務めるsachiさんによるユニット。前作の影のあるイメージと比べると、本作は純粋にメルヘンな曲も多い。音自体は前作よりもカチニカ寄りになった印象もある。
「純潔は赤」は代表曲と言っても良い傑作。赤ずきんの物語を残酷に描いた詩のストーリーにそって曲が展開し、寸劇を見ているようだ。妖しくも優雅なメロディ。格調高くもホラーなピアノ。表情豊かにさえずる
バイオリン。悲しげな
バイオリンソロから、赤ずきんを食べようと待ち構える狼の情景とともに暗くピアノがさざめき、明るく飛び跳ねるように入ってきた赤ずきんの歌声を激しく崩れ落ちるピアノが食い殺していく展開は実にスリリング!完成されたメルヘンでダークな世界。こういう曲をもっと作って欲しい。「百年の時を越えて」は陰鬱なメロディが良い。歌も怖いが、それ以上に曲が不穏で恐ろしいものを感じさせる。麗しくもヒステリック、狂気に満ちた
バイオリンがカッコイイ。「灯しび」はマッチ売りの少女の最期。悲劇の情景を描きつつも、音色はどこまでも穏やかで清い。キリエ・エレイソン(主よ憐れみたまえ)と歌う声が宗教的な感動を呼び起こす。視点が上空へ移り、うずくまる少女に雪が降り注ぐような場面は、ギターとピチカートによる演出が絶妙。「悲劇のマリオネット」は踊り子の悲恋を描くシャンソン風の曲。「永久に麗しく、すみれの花よ」はスピード感ある曲。古びて影のあるメロディ(ちょっと「走れトロイカ」みたい?)がサビに向かって明るく勇ましく盛り上っていく。鋭く切り込み、最後のサビの盛り上がりとともに鮮やかに舞い踊る
バイオリンがステキ!