ブレス オブ ファイア V ドラゴンクォーター
このゲームをクリアするには根気強さがいる。
私も2回最初からリトライをした。
とはいっても、はじめはD値の扱いの要領が分からなかったからというだけの話。
戦闘がものすごく難しいわけでもない。回数を重ねる事さえ出来れば、
このくらい使えば大丈夫そう、というのは段々理解できるし、引き継がれる
能力もあるので難易度も下がっていく。セーブ回数は限られているが、中断セーブ
も合わせて使えばなんてことはない。新しいイベントも見られて、よーし
またやったるぞという根気強ささえあればカバーできる。
D値が低くなるシステムがあれば、もうちょっと難易度が下がれば、色々な人に
薦められるのに!とは思ったけれども、EDを見ればその気持ちも消える。
この難易度があってこその、このED。感動。
迫り来る死への不安をずっと抱えているからこそ、何度負けても立ち上がる気持
があるからこそ、辿り着いた先には、最近の親切すぎるRPGにはないものが
得られたのだと思った。安くなっているのは勿体無い!
確かに人を選ぶゲームではある。超ライトゲーマーの友人にはとてもじゃないけど
薦められない‥けれど、もし根気強さをお持ちなら!是非お勧めしたい良作です。
ブレスオブファイア5ドラゴンクォーター 完全攻略ガイド (CAPCOM完璧攻略シリーズ)
単に攻略本として使うなら、ほぼ全ての情報が載っているのでおすすめです。
※ ただし、隠し武器、隠しボスについての情報はふせてあります
ただ、このゲームのもう一つの魅力はキャラの個性とストーリー、それらを具現化させる「2Dグラフィックの王者」カプコンさんの絵だと思うんですよ。
だから、設定資料なんかもあればよかったかなって思います。
Breath of Fire IV Original Soundtrack
本作はブレス3でも一部楽曲を手掛けた
青木佳乃が担当しているので、
全体的な雰囲気としては作風同様、
3と共通するものがあります。
古典楽器をベースとした戦闘曲など
RPGとしては一風変わった楽曲もあり、
聴いていて飽きない作りだと思います。
以前のサントラとの最大の違いは、
ディスクが2枚組になったことで
ゲーム中に使用された楽曲が
ほぼすべて収録されていることです
(一部バージョン違いあり)。
ゲームをプレイして音楽に興味を持ったひとは、
買って損はないと思います。
カプコンPCお得シリーズ ブレス オブ ファイア 4 ~うつろわざるもの~
全員が戦闘に参加できるシステム、技が変化するコンボ等の連携がユニークなRPGです。
(個人的には、BF3のように変身後のドラゴンの形態(容姿)が変化するようにしてほしかったです。)
シナリオは2人の主人公の視点で進み、なかなか完成度の高いものに仕上がっています。
ミニゲームなども用意されていますが、早くストーリーを進めたいという人には面倒くさい作業かもしれません。
音楽は和やアジア系で、4の世界観によく合っていると感じました。
不満をあげるとするならば、1番倒したかった敵キャラを最後まで倒せずに終わったことへの後悔です。
元凶を倒せないままエンディングを迎えるRPGは珍しいのではないでしょうか。
それでも、最後まで飽きさせないストーリー展開、師匠システムなど独自性の光る上質のRPGです。
近年はキャラクター絵を前面に出すRPGが増えてきましたが、このRPGは内容で勝負しています。
キャラクターがちょっとダメという方もプレイすればその魅力が十分に伝わります。
ズボンに白シャツという個性あふれる主人公をぜひお試しください。
ブレス オブ ファイア V ドラゴンクォーター PlayStation 2 the Best
どうしても手放せないゲームのひとつです。
ヒロインに空をみせる……主人公の目的はそれだけ。
多くのRPGは、だんだん「世界のため」へと目標が変わるのに、
世界を変えようとするレジスタンスや、権力組織に追われながらも
主人公は最初の目的をいっさい曲げません。
その姿は、まさにハードボイルド(ストーリーはそのために一本しかありませんが…)。
プレイヤーへの「甘さ」はいっさいありません。難易度は最高レベル。
HPの回復はアイテムだけ。
セーブ回数も限られています。
そして敵は異様に強い(ボスキャラのあの強さは何ですか)。
物語の全てが暗い地下都市で繰り広げられ、鬱々としていますが、
エンディングは圧巻。
このゲームシステムだからできる演出と、地下都市を出たときの
空の青と草木の緑の織り成す爽快感。そして……。
単純だからこそ、訴えるメッセージ。
キャラクターがかわいくないとか、
色々と手を出すのに躊躇されるかたもいらっしゃるかと思いますが、
時間があって本腰を入れられるかたには、オススメできる作品です。
ブレスオブファイアはこの次どんな方向へ進むのだろうか、と
少し不思議にも思いますね……。