銀座ホステス作家・蝶々 男をトリコにする「恋セオリー39」
蝶々さんの本の中では読める部類に入ると思います。
ただ伊東先生が「蝶々さんだから出来ることですね」と注釈することが
多く、言ってみればその一言で全て片付いてしまう。蝶々さんは先天的
に男なつっこい性格だったので実践できたことばかりで、後天的に蝶々さん
になるのは難しいと思わされた一冊です。役に立ちそうなのは「色々なところへ
積極的に足を運ばなきゃ!」くらい。セオリーと位置付けてしまうのは少々危険
ではないかと感じました。ホステスが売上を伸ばすために男に気に入られる
方法としてはいいのですが、実生活で実行するには「痛い女」と勘違いされそうです。
「合コンで結ばれたカップルっている?」など、蝶々さんの世間知らずぶりが
発揮されています…。「たくさんいますよ。普通の人は合コンでもいいから
足を運ばなきゃ!」と伊東先生がフォローしてくるので読みやすいです。
蝶々さんの前向きさ・明るさを伊東先生が抜粋して分析する感じですね。悪くはなかったです。
銀座の恋の物語 [DVD]
ある日突然何の前触れもなく恋人が忽然と姿を消してしまう。
今でこそトラウマだPTSDだと普通に使われているけど何十年も前に我が日本映画の先人がこんな凄い脚本をものにしていた事に驚いてしまう。しかもあくまでもメロドラマという体裁を取りながら。私が初めて観たのは二十年以上前ですが正直ぶっ飛びました。
五十年代六十年代の日本映画が如何に凄かったかその一端が窺える傑作です。
そして観終わった後は思わず銀恋を口ずさんでいる筈です!
笑えれば
好きになる感情が、生きる意欲になる。子どもの頃からの夢の大切さ、大人になって立ち止まって、涙を流し、汗を流し、見守ってくれる人がいるから、生きていける。
トータス松本の「とにかく笑えれば それでも笑えれば ハハハと笑えれば」と力強い歌声が、ぼくらを勇気づける。
人生は一度、自分をあきらめない、そんな思いを、トータス松本は歌う。
2010年10月17日NHKテレビ「わたしが子どもだったころ」(再放送)で、トータス松本の「子供の頃の回想」と、番組の最後に観客に囲まれて「笑えれば」を歌っている場面に感動しました。
歌が心を熱くする、歌が心を救ってくれる、歌が心を鏡に映してくれる、その思いの言葉、ひとつひとつに温かい魂が伝わってくる「笑えれば」です。
フランク永井 ベスト&ベスト PBB-09
昭和を歌で綴るときに欠かすことの出来ない歌手がフランク永井でしょう。
軽くふれてみたい方にはオススメの1枚。
ただ一つ問題はこのアルバム、楽曲情報が滅茶苦茶でした。最後の曲が「有楽町で…」になってたり収録されてないタイトルがあったり…。
取り込んだ後に変更するのはちょっと手間でしたね。
銀座式 恋とお金の秘密手帖
浅川さんの処女作「わたし、かわいいお金を海外投資でふやしました。―銀座ホステスの華麗なる資産形成術」に比べると、少し軽めな作品。買って喫茶店で一気に読み切りました。最初の方は株の話で後半は男と人生に関してでしょうか。周囲に蔓延る、被害者意識と「客は神様」と思っている旧タイプなままの人には読んでほしい。それと20代30代独身女性で将来のビジョンが描けていない方にもおすすめ。
ただ私は浅川さんにはこういう本よりも、処女作に続いて、投資にフォーカスした関する本をガンガン書いてほしい。そこらの難しい言葉を羅列して決して自分はポジションを取っていないアナリストなんかよりもずっと分かり易く、経験と実感に基づく非常に分かり易い語り口調で、私を投資の世界に導いてくれたのだから。
フジサンケイビジネスアイも、Futuresの連載も読んでます。