アニメタルのベスト
今まで発売されたシングル曲を含むベスト盤。
オリジナルを忘れるほどのメタルアレンジには毎回感心するばかりだが、加えてメドレーアレンジも素晴らしく上手い。
テーマごとに分けられていて、しかもマラソンにはない曲もあるので聞き逃せない。
ほとんどの曲が有名なものばかりなので、マニアックなアニメタルマラソンはどうも・・・という人でも気軽に聴けるんじゃないでしょうか。
アニメタルレディーも収録されているのでお得ですよ。
キン肉マンレディー 1 (ヤングジャンプコミックス)
キン肉マンの同人誌の歴史は長く、ジャンプ本誌に連載当時からありましたね。
創作小説、ヤオイ、イラスト、そのジャンルは多彩でした。
そして信じられないでしょうが、女体化もあったんです。
ネット上のファンページでも時折、そういう絵を描いておられる人がいます。
私が知る限り、8年ほど前から女体化同人誌はありました。
そういうものを公式本として出すのは、さすがにどうかなと思うんですが、
意外に・・・というかかなり面白かった。
単なる二次創作で終わってないと思います。
今や漫画界は、二次創作のオンパレードといっても過言ではないので、
(誰々に絵が似てたり、設定をパクって繋ぎ合わせて・・・二番煎じの繰り返しです。)
このキン肉マンレディーもアリではないでしょうか。
デビルマンレディーアニメーションメモワール (KCデラックス)
前作『デビルマン』が漫画版・アニメ版ともに独自の世界観を構築し成功したように、本作『デビルマンレディー』についても住み分けが成功したように思う。
とくにアニメ版は深夜放送ということもあってか永井作品特有の淫靡な世界が強調され、ただの「原作付アニメ」で終わらなかったように思う。
本書はテレビ放送では語りきれなかったアニメ版『デビルマンレディー』の背景を余すところなく収録されており、アニメ版のファンはもちろん原作のファンにとっても新たな発見があるのではないかと思う。
デビルマンレディー (1) (講談社漫画文庫)
デビルマンレディーというタイトルはあるが、
序盤は「デビルマン」とはまったく別の内容。
ただし、中盤からデビルマンの内容が絡んでくるため
できればそちらも読んでおく方が深く理解できる。
絵は綺麗とは言えないものの独特の迫力があり、
全体を通してかなりの残酷描写が展開される。
男女問わず裸体は当たり前のように出てくるし、
女性の暴行シーンが何度も登場するので、
そのあたりにショックを受ける人は合わないだろう。
暴力シーン・暴行シーンはストーリー上、必要な描写なのだが
容赦なく展開されるだけにそれなりの覚悟をして読んで欲しい。
デビルマンレディーは一応、ヒーロー的な活動をするのだが
人間的に弱い面もかなり感じられ、必ずしも人々を幸せにする存在ではない。
つまりは一般のヒーローもの・勧善懲悪ものとは違って
読んでいて心配するような展開で進んでいくので
先が気になる強い引きがあるのは確か。
各デビルビーストのデザインが斬新でなかなか良い。
話が進むうちにどんどん規模が大きくなり、
宗教的な要素や人間の価値観を問うような展開にもなる。
大きいコマが多く、一冊がすぐに読み終わるのは残念だが
読み始めると止まらず、一気に読んでしまった。