モンスターファーム~円盤石の秘密~BOX 1 [DVD]
放送から10年近く経ちましたが、いまも私の心に残る名作です。
モンスターファームファンならずとも、アニメ好きにはオススメの作品ではないでしょうか。
モンスターファーム4
星3評価の通り、ゲームとしての面白さは並み以下で、MF1・2と比べると酷い出来です。
しかし自分がこのゲームをあまり嫌いになりきれないところもあるのは、
何だかんだで頑張って作られたんだろうなと思えるゲームである為です。
ただその頑張りが斜め上方向に進んでしまったのが残念でした。
複数同時育成は絶対的に悪いというわけでもないのですが、一つ事に集中しきれず、
育成や大会のスケジュールが複雑化する上に手間も増えて時間がかかります。
3体バトル導入なども含め、かなり意欲的に作り込まれたシステムなのですが、
1匹ずつ育てる過去作品の手軽さと秤にかけると…。
RPG風になった探検は、時間が掛かり過ぎる上に育成における重要度が高すぎる点が
特に評価を下げてしまっています。個人的には、自分の後ろをついてきてくれる
モンスターと一緒に広いフィールドを冒険したり、ライガーの背中に乗って走ったり
ドラゴンの背中に乗って飛んだりするのは、モンスターに愛着が湧くので
お気に入りのシステムでもあるのですが、デメリットが多すぎました。
諸々のバランスを調整してくれればきっと良いシステムになり得ただけに惜しいです。
新モンスターもパッとしません。MFシリーズは大抵その作品で新たに登場した
モンスターを主役級としてプッシュしますが、このMF4ではGBA版で初登場の
ガルゥ、アントランをプッシュしており、MF4の新モンスターの陰が薄いです。
主人公にキャラ付けがされたのも大きなマイナス点。あくまで主人公は
モンスターを育てる「自分」であって欲しいシリーズなので、下手にキャラ付けされて
第三者視点を植え付けられると萎えます。好きなモンスターを強くしていく事が
プレイヤーそれぞれに与えられたストーリーであるのがMFシリーズの特徴だと思いますので、
主人公や助手(実質ヒロイン)の人間主体の物語を追う展開を押し付けられるのは蛇足です。
あと個人的に(というか他所でもよく言われますが)ドラゴンのデザインが…。
ドラゴンは作品を追うごとにデザインが駄目になっていってるのですが、
最近はこのMF4のデザインで統一されてしまっています。
子供の憧れでもあるドラゴンは、もっと拘って格好良くして頂きたいですね。
色々と酷評しましたが、先述したとおり自分はMF4はそれほど嫌いではありません。
寿命が減るのを度外視してたまにお気に入りのモンスターと探検して遊んだり、
敢えて1匹だけで気軽に育成を楽しんだりしています。
何だかんだでPS2の映像で沢山のモンスターを眺められるのは嬉しいですし、
何気に音楽も出来が良いです。色んな点で失敗してしまった作品ではありますが、
新しいMFを作ろうという開発者の意欲は感じられますし、少なからず成功した点もあります。
新作を作る時は、MF1・2から習いつつ、是非このMF4の良い点も受け継いで、
改善すべきはしっかり改善して、頑張って欲しいと思います。
4U~ひたすら~
「4U~ひたすら~」は、“Playstation2”専用ソフト『モンスターファーム4』オープニングテーマソング。(4とfor youをかけたのですね・・・。)カップリング曲「不器用な天使」もその関連曲な模様。初回版はCDがピクチャー仕様になっています。
夜明けとともに、がむしゃらに現在(いま)を駆け抜けていく地上の君(「4U~」)。そんな不器用でも懸命な君を、天使は柔らかな微笑みで見守ってくれている、遠くからでも(「不器用な~」)。
大丈夫、まだ見ぬ明日はきっと輝くよ・・・。
Nothing Without You
CMでこの曲を聴いたときはさびの
♪体じゅう染み込んでいくよ
が印象強く。この力強さを聞きたくシングルを買ったが、
このメロディーはこの一箇所だけで消化不良でした。
ただし、
イントロ、Aメロと終わりまでずっと起伏のないメロディーで
この年の小室哲哉のやりたいことはこのあたりかな、と思った気がします。
つまり、如何に同じフレーズの繰り返しで曲を聞かせるか?ですね。
♪本当の戦いはこれから始まるの
がこの印象に妙にダブります。