惑星(プラネッツ) Ultimate Edition
木星(ジュピター)で有名なホルストの惑星のシンセ版。
ホルストの惑星は、本来、宇宙旅行では無く、占星術のイメージで作曲されています。
だから火星は「戦争をもたらす者」であり、金星は「平和をもたらす者」、木星は
「快楽をもたらす者」なのです。本当の金星は高温の硫酸の雨が降るとんでもない所で、
「地獄」のイメージがぴったりの場所だったりします。ホルストの惑星における金星の
描写が実際の金星のイメージと全く違うのは、ちょっと聴くだけですぐにわかるでしょう。
あくまで、美の象徴である「ビーナス」のイメージな訳です。
この富田勲のシンセ版は編曲というより「惑星という素材を使って宇宙旅行を音で表現した」
といった感じで、オリジナルといっても良いと思います。火星は打ち上げられたロケットを
描写していますし、その後も宇宙船の中の描写だったり、どっかの星の描写だったりします。
出だしのパペポおじさん(シンセサイザーによる擬人化の表現)も健在で、大筋では同じ
ですが、微妙にアレンジが変わっていて、旧版より音のバランスは良くなっています。
旧版との一番の違いは、新作「イトカワとはやぶさ」が追加になっていることです。
旧版で入っていたロケットの異常事態を示すエフェクトに続いての曲です。
なんだか広大な宇宙で行方不明になったはやぶさを描写しているみたい。
この曲が入ってことで、全体の感じがかなり変わってしまったみたいに感じます。
打ち上げのロケットは何となくはやぶさを打ち上げたM-Vっぽいし、木星はイトカワ着陸の
歓喜を表現しているかの様です。「イトカワとはやぶさ」以降は、トラブルに見舞われながら
地球を目指すはやぶさを表している様に感じました。そして、天王星・海王星をレクイエムに、
ちゃんと地球に帰ってきます。はやぶさのストーリーを思い浮かべて聴くと、結構感動的かも。
個人的にはこのパペポおじさんが出てくると、何となくおちゃらけた感じがして、余り好きでは
無いので星4つ。気にならない人だったら、もっと評価は高いと思います。
Vixen(ビクセン) 反射(ニュートン)式天体望遠鏡 GP2赤道儀シリーズ 「 STAR BOOKセット」 GP2-R130Sf・SBS 39593-4
日本のメジャーな望遠鏡メーカー・ビクセンのエントリーモデル。
口径130mmなので明るいです。焦点距離650mmなので、あまり高倍率での使用には向きませんが、30〜200倍程度で月や明るい惑星あたりを見るには十分です。
まず肉眼では絶対見えない星が見えることに感動します。月や木星、土星などはよく見えます。すばるなどの明るい星団などもきれいです。
ただし、屈折式望遠鏡と比べると解像度は少々落ちます。
鏡筒(特に接眼部)、架台ともに望遠鏡の中では安い物なので、決して頑丈とは言えません(そんなにひどくぐらついているわけでもないですが)。眼視メインで楽しむなら◎。
写真は長くても1分程度までなら、頑張れば撮れるでしょう。明るい天体だったら工夫次第でけっこうきれいな写真に仕上がります。
極軸望遠鏡、アイピース、撮影用アダプタなどはビクセンからいっぱい出ているので、当面困ることはないでしょう。
とりあえず今はお金がないけど、これで基礎を学び(当然調整などで多少苦労することも含めて)、将来より高性能な鏡筒、架台に買い替えることを考えているような積極的な人にはいいと思います。
オーケストラ! スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
フランス映画というと哲学的だったり重めのテーマをシニカルに扱うイメージが強かったけれど、『オーケストラ!』はエンターテイメント要素満載の映画。フランス映画にしては珍しくハリウッド的だった。
ソ連時代にオーケストラを追われた一流の音楽家だった人々が再結集。ボリショイ楽団になりすましてパリで公演するというそれだけで笑いだしたくなるようなあらすじ。音楽好きとは言え、本業じゃない音楽だけに打ち込む余裕もなく、パリまでの遠征費もなく、パスポートもなく・・・。いろいろな困難をどうにか越えてパリにたどり着いても、パリでは皆それぞれの目的が・・・。そして、指揮者アレクセイが直々にソリストに指名した美女のバイオリニスト、アンヌ=マリーも、そんな音楽団に大きな不安と違和感を抱いて・・・。アレクセイとアンヌ=マリーの関係も謎・・・。アレクセイの本当の目的を知って、どうにか全員が舞台に集合し幕が開く。そしてそのままクライマックスへ。うまくいきすぎな展開にも笑ってのれちゃう、そして「ありえない」と思いながら感動できちゃうおもしろさ。観ると元気になれる一本。
ビクセン 天体望遠鏡「VMC110L鏡筒」 VMC110L
安くて軽くてコンパクトなので、思い立ったときに、さっと取り出してベランダから星をちょっと眺めるという私の使い方にピッタリです。
ポルタとのセットではなく鏡筒単体で購入し、経緯台としての New KDSマウントII とカメラ三脚(SLIK Pro 330 DXII)を組み合わせて使っています。
この組み合わせのおかげで、収納スペースが少ない我が家でも、片付け魔な家族に嫌な顔をされずに済んでいます。
余談ですが、収納にリングスターという会社のD-4600という工具箱と2cm厚のスポンジを組み合わせて使っていますが、まるで専用ケースのようにジャストサイズです。
見え味については天体望遠鏡同士で比較したことがないので分かりませんが、10x20の双眼鏡では確認できない木星の縞模様を見たかった私にとってみれば、10mmのアイピースで縞はもちろん大赤斑も確認でき、コストパフォーマンスは申し分ありません。ちなみに6mmでも、かなりボンヤリした像になってきますが実用範囲です。
お手軽に星を眺めたい方にはお勧めです。
my Classics!
年末のTV番組で彼女の歌声を知り、魅了されてこのCDを買った。低音から高音まですごく音域が広く、伸びのある歌声が最高だ。クラシック音楽は特に趣味ではなかったが、こういうアレンジで聞くとしびれる。