羊たちの沈黙 (アルティメット・エディション) [DVD]
この作品のレクター博士は、後の日本の小説・漫画・TVドラマに与えた影響
は計りしれません。
元犯人で天才学者かつ現在、獄中にあるという設定は、ほぼこの作品の影響です。
この話の面白いところは、本筋であるはずの事件と、その犯人探しが実はサブストーリーで、
メインストーリーは、それを解決するために会ったレクター博士との駆け引きです。
この映画が、後のフォロワーが追いつけないのは主演2人の演技力と存在感。
ジョディ・フォスターの自然な演技とアンソニー・ホプキンスの重厚な演技。
監督がヒロインの目線で描いたこと。(このヒロインは漫画チックに強くない)
心理描写に重きを置いたため、題材は猟奇殺人だが残酷描写は脇役である。
などで残酷描写主体のチープな映画とは一線を画しています。
サスペンスのファンならば一度は観て下さい。
レッド・ドラゴン [DVD]
巷では、三部作の中で一番おもしろいとウワサでした。
僕の見た感想も、間違いなく一番おもしろかったです!!
個人的には、エドワート・ノートンの演技が素晴らしく、
彼無しでは本作の成功はありえなかったのではと思います。
(前にも言ったことがありますが、「真実の行方」はおもしろいですよ!)
もちろん、ハンニバル・レクターことアンソニー・ホプキンスの怪演
無くしては物語事態が成立しなかったことは言うまでもありません。
「羊たちの沈黙」をさかのぼった本作で、どこにあったんだその若々しさは?
と思わずにはいられないほどの印象を受けました。
脇を固める役者陣も素晴らしく、レイフ・ファインズとフィリップ・シーモア・ホフマン
の存在によって、グイグイ物語に引き込まれていくことでしょう!!
上でも少し触れましたが、本作は「羊たちの沈黙」の過去の話です。
本作を見れば、なぜあんなに頭の良いレクターを牢獄に入れることが出来たのか?
がわかりますので、「羊たちの沈黙」「ハンニバル」を見た人は必見ですよ!!
もちろん初心者の方にもオススメできますので、本作デビューしてみては?
本作のラストには、思わずニヤリとしてしまう仕掛けも用意されています。
この監督やるな!にくいな!って感じです。
The Silence of the Lambs
人食いハンニバルシリーズ2作目。
なかなかいいけど、1作目のRed Dragonのほうがいい。
結局レクターはクラリスに腑抜けにされる。
この次の「Hannibal」までは読んだけど、その次のライジングはパス。
羊たちの沈黙 [Blu-ray]
やはり吹き替えは最近のブルーレイ傾向に乗っ取って
TV版も収録して欲しかったです。
ジョディーフォスターの声は戸田恵子さん以外考えられない。
あと、特典が予告編だけというのもさみしすぎる。
見た人の記憶から一生消せないであろう名作の扱いとしては
物足りなさが先行します。安けりゃ良いってもんじゃない。