バンドエイド キズパワーパッド 大きめ
キズを乾燥させることは治癒を遅らせるため、キズパワーパッドにより湿潤環境を保つことがベストである。したがって、良く洗った擦り傷や皮がむけたやけどなど「浅いキズ」や皮膚の再生を待つキズには最適である。
★使い方
(1)しっかり貼って、無理に剥がさない。(2)剥がれかけても汚れが隙間にたまらなければ、もしくはキズが剥き出しにならなければそのままでよい。(3)ピンク色の皮膚(これは再生した上皮)が見えたら治癒完了。
★防水テープ(フィルムテープ)との違い
フィルムテープも乾燥を防ぐ意味でキズパワーパッドと同様に優れているが、じくじく汁が出てくるキズでは剥がれやすい。その点、キズパワーパッドは適度にその汁を吸収しつつ、湿潤環境を保つ点が優れている。実際の医療現場で使われる「床ずれ」用の素材に似ている。
★私の使用法
妻の手あれ(指用にいくつか種類があり便利)、こどもの擦り傷
女の子の顔のキズには必須と考える。かさぶたになると痕が残りやすい。
★使わないほうが良い場合
但し書にあるように、明らかな感染創には向かない。
感染が明らかなキズは、水道水で良く洗い、これまた乾燥させないことがベストであるが、赤く腫れていたり、膿んでいるキズ、深いキズはプロに見せたほうがよい。消毒も大事であるが、乾燥させないことも大事である。
ちなみにキズの治癒に最も良いのは、アルギン酸を含んだガーゼであるが、まだ医療用の高価なものしかない。
最初に手にしたいオカリナ楽譜集 (わかりやすい吹き方図解付き) 初歩からアンサンブルまで
オカリナ初心者ですが、これを買って練習するうちに指に無駄な力が入ることなく自然に演奏できるようになりました。おすすめです。
赤い指 (講談社文庫)
前原昭夫は、妻からの緊迫した電話を受けすぐに会社から帰宅する。家の庭には
女の子の死体が横たわっていた。中学生の息子直巳の仕業だと知った彼と妻は、
息子を警察の手に渡さないための、究極の方法を思いつく。
息子の犯罪を、夫婦二人で隠そうとする。だが、その方法は人として決して
やってはいけないことだった。親というのは、身勝手だと思っても子供の望む
ことを受け入れてしまうものなのか。昭夫は直巳の父親であると同時に、同居する
政恵の息子でもあるのだが・・・。見事なまでにバラバラな家族関係。同じ家に
住んでいても、みな孤独だったに違いない。ほんの少し、お互いがお互いを思い
やる気持ちを持っていたなら、こんな悲劇は起こらなかったと思う。痴呆、介護
などの問題も含んでいて、現代社会のひずみを垣間見るような作品だった。
松本隆に捧ぐ-風街DNA-
「松本隆に捧ぐー風街DNA−」は、綾瀬はるかさんのファンということが1番でしたが、「木綿のハンカチーフ」や「薄荷キャンディー」など大好きな唄がさまざまなアーティストによって別な雰囲気に変わっています。車の外は、蒸し暑かったり、土砂降りだったりしても、CDから流れる物語たちは涼しい風が吹いて、ずっとドライブしたくなります。
悪意 (講談社文庫)
「殺人動機とは何なのだろうか。そのことを考えながら書いた」(著者)
人気作家が殺された。なかなか明らかにならない動機。
次第に明らかになる事件の真相。かつての悲劇が殺人の動機となったのか。
とにかく、レビューなどは読まずにまずは読んでみるべき。たったひとつの殺人事件を巡り新たな事実が判明する度に、二転三転する事件の「真実」。読み進めるたびに、読者も事件の真相に迫っていくが・・・最後は唖然とするほど見事。
犯人、刑事の手記の掲載という形で進んでいくストーリー展開。これも読み終わってみれば必然的に選ばれた手法だった。うまい、の一言。
ミステリー好きにはたまらない、世界がぐるりと回転するような読書体験ができる、よく練られたストーリー。秀逸な舞台設定。タイトルの付け方も本当にうまい。「悪意」の本当の意味を知ったとき、それまで意識していた分かりやすい「悪意」をはるかに超えた、空恐ろしい「人間の業」というものが感じられる。
小説ならではの楽しみを堪能できる、絶対おすすめの一冊。