学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 7 (ドラゴンコミックスエイジ さ 1-1-7)
休載はハンターハンターに負けない位あるからなぁ?この後の増巻次第でアニメ第2シリーズが決まるのに?マジで? ※8/21…。最悪アニメの続き、OVAで出して下さい??
征途〈上〉衰亡の国 (徳間文庫)
伝え聞くところでは、この作品は当初予定ではもっと長い作品になる予定だったらしい。それが出版側の事情で短縮され、作者としては不本意な終わり方をしたのだそうだが、完成品を眺める限りでは、非常に上手くまとめたという感じがする。瓢箪からコマである。
未来と過去が交互に繰り返されるプロットは大変効果的で、単純に時系列順で語るよりも、ずっと読者に親切な構成となっている。
イフは、「もしもレイテ沖で栗田艦隊が反転しなかったら」というオーソドックスなものである。日本は分断国家となって、冷戦の矢面に立たされる。これは朝鮮半島の日本版であって、まもなくおこるであろう、北朝鮮の体制崩壊をもシミュレーションしている。二重の意味で楽しめるたいへんお得な小説と言える。
つくものがたり
他の方が書いていらっしゃるように主人公が結構性格悪いです。いちいち文句たれたり、途中で投げ出したり、自分がテスト勉強しなかったのを他のせいにしたりと、お前はホントに主人公か!?と思いました。選択肢はあるものの無いに等しいです。しかも主人公が前述の通りなので、大抵状況が悪化します。プレイヤーを置き去りにして、主人公が勝手に進めてる感がありました。他のキャラもどん引きするくらい変態なヤツやかなりイライラしてくるヤツとほのぼのとした学園生活とは無縁状態です。主人公も主人公なので、基本的には主人公は大抵孤独で、他のキャラは他のキャラ同士でワイワイやってます。つまり、主人公も置き去り状態です(笑)。 悪いことばかりのようですが、声優さんやキャラデザ、音楽や戦闘はよかったです。買って損するということはありませんが、慎重に考えて決めた方がいいと思います。
皇国の守護者〈1〉反逆の戦場 (C・NOVELSファンタジア)
著者はWWIIを題材とするウォーシミュレーションゲームのデザイナであり、現在は仮想戦記小説を主なテリトリとする作家である。だが、この作品は現実社会とはまったく関係のない架空世界における戦争小説だ。技術水準はほぼ19世紀中葉、大陸国家である超大国「帝国」と海洋貿易国家「皇国」の戦争を描く。帝国がロシアであり、皇国が日本をモデルとしていることは言うまでも無い☆絶望的状況下に置かれた中隊指揮官の奮戦が1巻では描かれる。彼は殿として、友軍退却の時間を稼がなくてはならない☆佐藤節とも言われる、本筋中に途中に突如として入る、長々とした人物紹介はいつものとおりだが、今回はそれほどしつこくない。完全な架空世界にしたことで、著者はフリーハンドを得、「北海道におけるロシア軍迎撃戦」や「フィンランド的焦土作戦」を自由自在に描いている。剣牙虎兵、導術兵といった異国趣味もおもしろい。