タイガー & ドラゴン DVD-BOX
まず、落語がテーマとしてある作品ですが、
落語なんて知らなくても全然OKです。
それぞれの古典話に現代的な解釈があるし、
それによって、むしろ古典の方に、
興味が出てくるようなります(少なくとも僕はそうでした)。
それで、そういった構成(古典落語を下敷きとした現代版落語)や、
官藤作品につきもののたくさんの小ネタ、細かいキャラの設定など、
たくさんの要素がこれでもか、と詰め込まれているので、
一回見るだけでは飽き足らず、
むしろ二回見たほうがおもしろく感じるはずです。
なので、テレビで見てない人はもちろん、
一度見た人にもお勧めのタイガーアンドドラゴンでございます。
あと特典も、楽しいもの(ドン太の一発ギャグ集など)
になっているはずなので、このDVDは買いです!
銀瓶人語VOL.1
電車の中でニタニタ笑いながら本を読んでいたら私です。
この本は単純に笑えます。
内容はラジオで話された事が書かれているのですが、改めて文字で見ると頭にガツンと入って来て心にゴツンと笑いの衝撃が。
誰彼関係なく、間違いなく笑えます。
ここまで自分の事を恥も外聞もなく曝け出せるものだと感心よりも笑えます。
このレビューを書きながらも思い出し笑いをしています。
面白い。
仕事に幸せを感じる働き方
会社に不満を持つ人は、是非1度この本を読んで自分の胸に手をあてて考えたほうがよいと思います。
転職がうまく人、そうでない人の具体例は納得できるものばかりです。
一番印象的だったのは・・・
「for you」の精神を・・・という点でした。
と思ってもいざ自分の言動を振り返ると「for me」になっているかも。と思い
意識的に「for you」を目指そうと思える本です。
落語家さん達の魅力も垣間見える本で、面白かったです。
怪盗グルーの月泥棒 [DVD]
ユニバーサル・スタジオと「アイス・エイジ」シリーズのプロデューサー、クリス・メレダンドリが制作した作品だが、正直言ってあまり期待せずに鑑賞した。
何が期待しない要素かと言うと、最近の日本の吹き替えのキャスティングには多少疑問を感じている。大ヒットさせるために、有名タレント、売れっ子子役の起用は必須と言えばそうなのだが、やはり作品そのものをもう少し大切にしてほしい。ただ今回のそういう要素を抜きにして、この映画のストーリーや映像は、もの凄く良かった。
月を盗むという奇抜なアイディアに始まり、三姉妹たちの可愛らしいキャラ、最後はまんまと不覚にも泣かされてしまった。音楽も非常に良く出来ていて、作品のテンポを上げている。
バナナの遺伝子で出来たミニオンが可愛すぎる!! ランゲージのお薦めは韓国版だ。今や世界的なスーパースターの少女時代のテヨンとソヒョンが姉妹役で、これが結構いける!!
怪盗グルーの月泥棒 [Blu-ray]
既発の3D版を友人に借りて観たが、2Dでも素晴らしい立体感と映像作品だと感動した。そして購入を考えてアマゾンにアクセスすると、この2D廉価版の発売情報が!しかも二枚で3000円セール中。買いだ〜!!!
さて何が素晴らしいって、3D効果を世に送り出し続けてマスターしたチームだからこその技術力だが、彼らの凄さは、3Dでなくてもその立体感の凄さを持った表現でかつ素晴らしい作画力、ストーリーテリング力……とにかく大人が見ても楽しい映画であること。モンスターズインクと双璧のマイベストアニメとなった。
まずはCGアニメの最高技術の結晶であること。
私が感動したカットは、遊園地での数々の場面。特にジェットコースターの主観移動の迫力!ここだけを何度も繰り返して観たほど。何気ないカットもさりげなく凄い、例えばラストの方で観られる月面でのビニール風船のヘルメット。この質感の絶妙さ。ため息が出る…。
次にストーリーの素晴らしさ。大体主役が怪盗。悪さの権化。ヒーローVSヒールというメジャー映画の基本がまず無いのだ。その中で登場する脇役たちの個性の立ちようが面白く、かつ後々活きてくる。それじゃあ子供に見せられないジャン!と思うだろうが、ヒーローVSヒールでは解決しないもっとずっと深いテーマを子供から大人まで熱く心に刻ませる。
それは、 これは究極のネタばらしになってしまうのだろう。 大切なのは善と悪ではない。善というものはこの映画で語られる「大切な人類の基本」ではその一部でしかないことを教えている。
ヒント:この逆を描いているのが09年作品「スプライス」。基本が欠如した主人公に絶望的になる映画。