口笛とウクレレ2
タイトル通り、口笛とウクレレでおなじみの曲をカバーした作品のパート2。
1作目が好評だったのか、曲数も内容もグレードアップして登場した2作目なのですが・・・。
基本的には前作と同じく心地よい作品だが、1作目のような(良い意味での)素人感が少なくなり、あまり心に響かない。欲が出たのか、ちょっとプロフェッショナルになってしまった気がする。世の中にたくさん存在する癒し系のBGM音楽に埋もれてしまいそう。
1作目は竹中直人氏のちょっと外した口笛もふくめて、愛情感や楽しんでやってる雰囲気が良かったが、6曲だけではもの足りなかった。
一方、この2作目はたっぷり聴けるのに、内容そのものが何か物足りない、残念。
そんなわけで、このレビューの表題通り、まず聴いてみようと思われる方は、まず1作目を聴きましょう。それで気に入った方はこの2作目を。
無能の人 [DVD]
つげ義春作品の映像化の中で最もうまくいった作品でしょう。
なにより竹中氏がつげ義春を愛してやまなかった証拠。
多くは語らなくても、観た方は皆同じ「何か」を共有しているはず。
風吹ジュンがまたいい。
これもLDをもっているので、ブルーレイ化されるまで待つしかない。
『電人ザボーガー』スタンダードエディション [DVD]
作品の楽しさ、素晴らしさは変わりません、
衆愚に堕して駄作(ゴミ)と化した
「ヤマト」や「デビルマン」に対して
視聴ターゲットを明確にして
オリジナル世界をしっかり再現し、
その上で井口監督独自の
コメディ映画として構築される、
まさにリメイク作品としては
近年まれに見る傑作であります!
何より板尾創路さんをはじめ
古原靖久さん、山崎真美さん
(っていうかこっちの方が
メインな気がする・・・)
柄本明さん、竹中直人さん等
とにかくすべてのキャストが
手抜きなしの熱演で
二時間があっという間に
過ぎてしまいました。
ショージキ健全な青少年には
見せられないような
バカ映画ですが
イヤ、バカ映画だからこそ
伝わるモノって、あるんです。
ヒーローに憧れていたオッサンたちよ!
観て、笑って、おおいに泣こう!!
劇団EXILE W- IMPACT レッドクリフ -愛- [DVD]
俳優としてのAKIRAさん、とても素敵でした。リン・チーリンさんがとても美しく、戦いの中の愛が描かれていて感動しました。DVDの発売が楽しみです。
NHK大河ドラマ 秀吉 完全版 第弐集 [DVD]
後編早々に、後編の山場である「本能寺の変」があります。
そしてそれを頂点に、秀吉が人生の下り坂を転げ落ちていく様がじっくりと描かれています。
前編で秀吉の出世を支えていた周囲の人の誰かが、毎回、戦(いくさ)や病気などで姿を消していきます。
大河ドラマ「秀吉」のファンならば、心痛の場面が連続して、見ていると胸が苦しくなります。
しかし、このドラマは最後まで見てこそ価値がありました。
それは、人生における人との出会いや別れ。
また、人の上に立つことの孤独さや、贅沢をすることで味わう虚無感。
後編でそれらを垣間みて、秀吉がすべてを手にして“満たされた”老いし後編よりも、
“満たされていなかった”若かりし前編の方が、実は幸せだったのではないか、と感じさせられるからです。
これは「秀吉」だけではなく、現代人にも当てはまる人生の定理なのではないでしょうか。
大河ドラマならではの「人の一生」について、考えずにはいられない超大作でした。