記憶と生
ドゥルーズによるベルクソン撰文集です。
彼自身の哲学の1つの出発点であるベルクソンの著作のエッセンスをベルクソンのことばだけを用いてまとめています。
ドゥルーズはただベルクソンの文章をコピペしてタイトルを付しているだけですが、ベルクソンのみならずドゥルーズを知る上でも非常に役立つ一冊です。
「差異について」と併読することによって、「持続」「記憶」「直観」「エラン」「潜在性」といったキータームが1つのラインへと収斂させることができると思います。
ヒット商品連発にみるプロダクト・イノベーション―キリン「ファイア」「生茶」「聞茶」「アミノサプリ」ブランド・マネジャーの言葉に学ぶ
この本はケーススタディーにおいて、関係者のありのままの言葉を頻繁に用いて開発の裏側を明らかにしています。
ケーススタディーの中でも「ファイア」のケースが痛快で何度か読み直しました。
何度も社長に否定されながらも商品価値の実現に向かっていく泥臭さとそうした修羅場の緊張感が関係者の言葉を通じて表現されています。
日本のサラリーマンに勇気を与える本だと思います。