トリニティ・ブラッド Trinity Blood File #02 「GUNS N' SWORDS」 + more
音楽を媒介にし、よりアニメ版「トリブラ」を楽しめるCDシリーズ#02では新曲『ABEL NIGHTROAD』ではそのまんまですが、主人公(ですが、ある意味エステルにその地位を奪われそうな)アベル・ナイトロード神父の名言集みたいなもの延々呟かれています。
#01を買った人ならもうお馴染みのものなのですが、まだ聴いた事のない人がいきなり聞いたら少しビックリされると思われます。
ドラマの方はジャケットイラストはトレス・イクス神父なんですけど、主役はソードダンサーことユーグ・ド・ヴァトー神父の活躍を描いた
『GUNS N' SWORDS』が収録されていて小説を読んだ方ならお馴染みとも言えるR.A.M.版では毎巻この神父様の活躍が書かれていますが、
ここではあえて言うならそのAxの帰還命令を無視して一族の復讐の為にさ迷い歩くユーグ神父を戻らせるべく命令を受けたトレス・イクス神父+ナイトロード神父との仲間内での微妙なやりとりや、そんな彼に手を貸す仮面の相棒との出会い――復讐の一面を声優陣の熱演と魅力的な音楽で表現しています。
もちろんそれはそれでいいのですが、次回予告の#03『RADIO HEAD』の魔性の二人のほうが気になったので申し訳ないですが星4つにしてます。
BGMは「トリブラ」のED Broken WingsのピアノVer.が特に感慨深くて好きです。テーマソングをアレンジされて劇中で流されると大体皆弱いとおもいます。おすすめです!
ジャケットレーベルは今回もシックで全体がブラックに、アベルの鎌が白くプリントされていてとってもクールな印象です。
『personal file,mechanical file』ではユーグ神父とミラノ公が紹介され、Mechanical Fileではお馴染みアイアンメイデンが紹介。
是非とも全て揃えてより「トリブラ」に浸ってみてはいかがでしょうか?
webラジ voice theater「トリニティ・ブラッド」センチメンタル・アドベンチャー
コミックスからの抜粋…かな?(いきなりこのCDからだと話についていけないかも…)
いや〜素敵でした。東地さんのアベルとか能登さんのエステルとか中井さんのトレスとか、かっこいいやらかわいいやら…。個人的にはアベルとトレスの掛け合いとかへっぽこトーク、エステルのちっちゃいつぶやきとかがお気に入りでした。
お値段も手ごろでほんとびっくり!なのに内容はギャグからシリアスまでぎゅうぎゅうと詰めてます。総合的に大満足だったので、★は5つでvv
「トリニティ・ブラッド」 Trinity Blood File #04 ROMAN HOLIDAY+more
Trinity Blood Fileもこれにて終わり。
新曲はエステルの語りが収録されているのですが……どうにも暗い気がして仕方がありません。
レビューで原作のエステルのイメージと違うとは見て知ってはいましたが、DVDで実際に観て唖然としました。
別に声優さん自体は演技がダメとか声がおかしいなんて事は無いのですが、どうにも「エステル」のイメージには合ってない気がして馴染めません。
――しかし…
このドラマCDをまとめて言えば……私的には有る意味アニメよりかなりイイ作品に成っているのではないかと思います。
□音声のみと言うのがかえって原作のイメージを…(特に小説の綺麗な絵をジャケットに使用しているところが)、壊さないので内容も短編から選んでいるので、アニメ版の本編のように無理矢理収めようとした感がなくて、より小説のままの雰囲気が残っていて良かったと思います。
原作のお話も、絵も、とても素晴しいのにアニメ版は背景やメカばかりに凝るような感じで、肝心の「話」や「人物の線画」の荒さが目立ってしまい残念だったと思います……
そんなDVDを買うより画集を買ったほうがよっぽどいいと思えます。
――そして、余裕があればこのCDでも聞いて……もう少し「トリブラ」の世界に浸ってみるのもいいと思います。
トリニティ・ブラッド chapter.3 コレクターズエディション [DVD]
今まで原作(小説)に沿って進行されてきた物語ですが、
この巻に収録されている第五話はアニメ版オリジナルストーリーです。
原作の小説では、本編ともいえるReborn on the Mars(エステルの物語)と
Rage Against the Moons(本編の過去、AXメンバーの物語)
という異なる時間軸の物語が別々に展開されていますが、
アニメ版はその別々の物語の融合型です。
そのため小説ではエステルが登場するときにはすでに死んでいるAXメンバーが、
アニメでは出会ってしまう、という矛盾を埋めるために創作されたのがこの第五話です。
小説では語られることの無かったアベルとカテリーナの「出会い方」、
そしてエステル登場の時には死んでいるはずのAXメンバーがアニメで見れたのは
なかなか感動しました。
この第五話は必見ですよ。
第六話は再び原作に沿った形となり、神父ユーグの物語となります。
かなり暗い話ですが、なかなか良い出来でした。
ただ、神父ユーグの武器が原作では某剣客漫画よろしくの一本の鞘から二本の小太刀というモノ
だったのですがアニメでは普通に一本の剣になっていたのは残念です。
でも、原作を知っている人からすれば一番面白かった巻ではないでしょうか?
トリニティ・ブラッド chapter.2 [DVD]
値段にもめげずに二巻も購入。
前巻とは違い小説まる一巻分を二話、計一時間に凝縮させたので
原作の持っていたスケール感は薄味に。
しかし物語の核心の「復讐は何も生まない、敵も自身が生きるために、相手を倒そうとする」
という部分は良く分かるようになっています。
絵もやはり綺麗。
バロック調の建物の内装などは凄い描写です。
役者の演技も素晴らしい・・・のですが、エステル役の能登麻美子さんの
声がなんとなく合っていない様な。
エステルは、他人を思いやる優しさと儚さ、そして少量?の気合と根性を
併せ持つ少女のはずでしたが、能登麻美子さんが声を当てているため
ほぼ悲壮感しか感じられない女の子になってしまいました。
原作では「人」を殺めたことの無い彼女でしたが、「復讐」のため敵を
殺めたことでそれが更に薄幸の少女という印象に。
これは次巻以降の仲間と出会う彼女に期待です。
かなり重いテーマの今巻ですが、それだけ視聴者に訴えかけるものがあると思います。
必見である言えます。